死刑確定から40年以上を経て再審が決定し、袴田厳さん(87)が支持者の集会で思いを語った。

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死刑確定から40年以上を経て再審が決定した袴田さん。

25日、静岡市で開かれた支持者の集会で想いを語った。

袴田厳さん:
闘いはあくまで勝たないといかん。負けたのではおしまいだと。

1966年、今の静岡市でみそ会社の専務一家4人が殺害され、従業員だった袴田さんが逮捕された、いわゆる“袴田事件”。

証拠とされてきた血のついたシャツなど、5点の衣類について東京高裁は、“捜査機関によるねつ造の可能性が高い“と判断。

先週、再審が決定した。

姉・ひで子さん(90)と共に、戦い続けてきた袴田さん。

死刑判決から一転、大きな節目を迎えた。

再審では無罪となる見込み大

今、袴田さんの思いは?

袴田厳さん:
毎日挑戦してきた。これで私は満足した。

袴田厳さん:
毎日の闘いがついに終わった。

やり直しの裁判では、無罪となる見込みが大きくなっている。

(「イット!」3月27日放送より)