南米各地で、大雨被害に見舞われた。

道路のすぐそばに現れた茶色い断崖絶壁。

渓谷のように切り立っているが、すぐそばに住宅街が広がり、民家のそばに迫っている。

南米・ブラジルに現れたこの谷は、大雨によってできたものだ。

深さ約70m、長さ500mの谷。

近くに住む人々は、見守ることしかできない。

長く続いた大雨で、谷はさらに巨大化した。

この地域では、建物の倒壊の危険があるとして、27世帯が避難した。

大雨の影響は、ブラジルだけではなかった。
土砂崩れで村が“消失”
同じ南米・エクアドルにも甚大な被害が出た。

26日夜、エクアドル中部で土砂崩れが発生し、飲み込まれた村は跡形もなくなった。

家族を捜す女性:
家族が生きているという希望はもうありません。土砂崩れに巻き込まれて2日ですから…。

これまでに少なくとも12人が死亡、67人が行方不明となっている。

建物163棟が被害、500人に影響が出ているということだ。
(「イット!」3月29日放送より)