私がお伝えしたいのは「アメリカのスキャンダル議員」です。

トランプ前大統領の熱烈な支持者であるコーソーン下院議員ですが問題が絶えません。
無免許運転に、セクハラやインサイダー取引疑惑のほかウクライナのゼレンスキー大統領を
「チンピラ」と批判する動画まで。先月は空港に銃を持ち込み大問題になっています。

ポイントはこちら!「銃の持ち込みも選挙PRのため?」注目です!

【注目ポイント・記者解説】

ノースカロライナ州選出の共和党のマディソン・コーソーン下院議員は、18歳で交通事故にあって負傷し、車椅子に乗って政治活動を行っている。2020年に史上2番目の25歳の若さで当選したことも話題を呼んだが、熱烈なトランプ前大統領の支持者であるとともに、発言や行動が多くのトラブルと批判を巻き起こしてきた。

法律案の共同提案に「名前を載せたくない」として、同僚議員と怒鳴り合いの喧嘩。ロシアがウクライナへ軍事侵攻した後の3月にはゼレンスキー大統領を「信じられないほど邪悪な」政府を率いる「チンピラ」と非難するビデオメッセージを公開。

さらに同僚議員がコカインなどの薬物使用した「性的パーティー」に出席しているとウソをついた疑惑や、免許を停止中に車を運転して検挙、セクハラ疑惑と、議員に当選以来、次々と問題行動が報じられ、現在は暗号通貨に関連したインサイダー取引疑惑が浮上し、議会に対し調査するよう要請する声が挙がっている。

先月、空港に銃を持ち込み検挙され、大問題になっているが、実は銃の持ち込みで検挙されたのも、これが初めてではない。2021年にも拳銃と弾倉を航空機に持ち込もうとしたため取り調べを受けることになった。2度目の今回も確信犯的に持ち込もうとしたのではないか?と言われている。

2022年の11月には中間選挙も控えるため、共和党内からはコーソーン議員の資質を疑う声も挙がり、本戦の前の予備選で候補者として差し替えられる可能性も指摘されているほか、そもそも辞任を要求する声も高まっている。

一方で、コーソーン議員は全く意に介していないようだ。自身への批判も選挙が近づく中で「組織的な嫌がらせのキャンペーンを受けている」と一蹴。トランプ氏流の演説と挑発で、全米の注目を集めることで、自身の選挙戦を優位に進めようとしているとみる向きも強まっている。

ちなみに空港に銃を持ち込もうとしたことが影響したかは不明だが、アメリカ有数のロビー団体「全米ライフル協会」はコーソーン議員の再選を支持する声明をすでに発表している。