東地区3位の川崎ブレイブサンダースは同最下位の新潟アルビレックスBBに、今シーズン最多得点となる110-70で圧勝した。

リーグ優勝を目指す川崎は、ジョーダン・ヒース(30)が第1クオーターだけで3ポイントシュート2本を含む12得点を記録。56-30とリードを奪って前半を終えた。

第3クオーターは一転して点の取り合いとなったが、残り6分、川崎はターンオーバーから新潟のコービー・パラス(24)に走られてしまい、速攻を決められそうになった。それでも、“ブロック王”のヒースが全力で走って戻り、パラスのシュートを背後からブロックで阻止した。

佐藤賢次ヘッドコーチは試合をこう振り返った。

「第3クオーターのターンオーバーの後に、ヒースと藤井祐眞が最後まで諦めずにボールを追いかけてブロックして止めてくれたシーンがありました。あれが川崎の魂というか軸というか、全員がやるべきプレーなので、ホームの残り3試合でも全員で諦めない姿勢を届けたい」

川崎は27日の次戦で東地区首位を走る千葉ジェッツを、今季最後のホームゲームとなる週末には2位のアルバルク東京を迎える。目標であるリーグ優勝に向けて「相手はどこであれ、とにかくあと3試合川崎のバスケットボールを、今シーズン成長させてきた川崎のプレーをしっかりと見てもらいたい」と佐藤HC。

東地区上位チームとの残り試合でも、「川崎の魂」を見せていく。

川崎110-新潟70
(24日・川崎市とどろきアリーナ・3740人)

(フジテレビ・加藤忍)

加藤忍
加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。