4月9日、10日に大分市で開かれたとあるバザーでは、さまざまな商品が大幅に値引きされていて大盛況だった。
しかし、なぜそこまで安いのか。「SDGs」にもつながっているという“秘密”を取材した。
時計やイヤホンが大幅割引…その秘密とは
洋服や時計、アクセサリーなど、ずらりと並ぶ商品。黒のデジタル腕時計は元々6,000円ほどということだが、2,000円で販売。
携帯の音楽をワイヤレスで聞ける3万円ほどの商品は1万5,000円に。
週末、大分市のアミュプラザおおいたの屋上で開かれたこのバザーでは、全ての商品が半額以下で販売されていた。その安さの秘密とは…
Gayoushi・阿部聖子社長：
私自身がネット販売をしていて、そのときから「返品商品」を仕入れて卸すというのを行っていた
売られていたのは、インターネット通販で企業に返品されたもの。配送時のトラブルやサイズ違いなど、ネット通販での返品は増えているという。別府市の企業がこれを買い取り、検品や修理、クリーニングなどを行って再販売している。
障害のある方たちが作業…「SDGs」につながる取り組み
作業に携わっているのは、精神障害などを抱えている人たち。約20人が作業を行っている。
作業中の女性スタッフ：
いいな、と思って買ってもらえたらうれしい
Gayoushi・阿部聖子社長：
再販売をするにあたっての流れの中でも、障害のある方の雇用につながっているという点で、事業全体を通じてSDGsにつながっているのではないかなと思います
バザーは、お目当ての品を安く手にしようと多くの人で賑わっていた。
返品された商品の活用と雇用の創出。SDGsな取り組みが広がっている。
（テレビ大分）
