「忍者ハットリくん」や「怪物くん」など数多くの人気作品を手がけた漫画家、藤子不二雄Aさんが4月7日午前、88歳で亡くなりました。

めざまし8は、藤子不二雄Aさんが通っていた行きつけのお店を取材。あの強烈なキャラクターを生み出す秘密が分かってきました。

「本当に亡くなったのか…」食事の誘いも

藤子不二雄Aさんが行きつけだった中華料理店に飾られた写真。これは、今から数十年前に撮られたものだといいます。

藤子さんと一緒に映っているのは、藤子作品に登場するラーメン大好き「小池さん」のモデルでもある、アニメーターの鈴木伸一さん。トキワ荘時代から60年以上に渡って親交のある鈴木さんに話を聞きました。

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東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム 鈴木伸一名誉館長:
本当にまだ、僕だって4~5日前に話したばっかりだったから。本当に亡くなったのか。まだ半信半疑のところがあるんですけどね。

亡くなる数日前に電話で話したばかりだといいます。

――5日前に連絡された時はどんな様子?

東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム 鈴木伸一名誉館長:
元気だったんですよ。

――何か体調が悪いとかは?

東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム 鈴木伸一名誉館長:
そういう話が一切ないです。翌日、また電話がかかって来て。久しぶりだから飯でも行こうよってことだったんですよ。彼(藤子不二雄A)が誘ってくれたわけですよ。それで、いいねってことで。

「一緒にご飯を食べに行こう」と誘われていた矢先の突然の別れ。

東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム 鈴木伸一名誉館長:
とても気さくな人。付き合いがいいというかね。色んな人と付き合ってたんですよ。

気さくな人柄で人付きあいが良かったという藤子さん。鈴木さんにとって心安らぐ友人だったといいます。さらに、藤子さんと親交のある方を訪れると…。

友人と楽しそうに…義理堅くダンディーな人

第二力酒蔵 割烹ふく田 黒田哲郎店長:
普段はいつもここ!ここに座ってらっしゃる。富山の人だから立山の日本酒を飲んで、焼酎。これをよく飲んでたね。

こう話すのは、藤子さんの20年来の知人である居酒屋の店長。

第二力酒蔵 割烹ふく田 黒田哲郎店長:
友達とね、飲んでいるときは楽しそうに飲んでいたんで…義理堅い人だったね。写真撮って下さいと言うと、すぐに写真を撮ってくれたりとか。すごいダンディーというかね。威張った感じがない、人間的に素晴らしい人かな。

あえて一般客と隣席 “人との触れ合い”楽しむ姿

また、自宅がある神奈川県川崎市には、30年近く通っている寿司店があります。

ひろ寿司 森山勝利店主:
大体、このあたりですね。

――人目につかないところには座らない?

ひろ寿司 森山勝利店主:
決してそんなことはないです。あの人は話しがお好きな方なので、あえてお客さんの方のお隣に座られることが多かったですね。(一般のお客さんにも)気兼ねなく気さくに、どなたでもお話されていました。

店には1人で急に現れ、誰とでも自分から進んで話をしていたといいます。中には藤子不二雄Aさんだと知らない人とも。

ひろ寿司 森山勝利店主:
私が、こちらが藤子不二雄Aさんなんですよと。え~と(お客さんが)言っていました。

積極的に、様々な人とのふれあいを楽しんでいたという藤子さん。人間に対する飽くなき好奇心が、あのいくつもの個性的なキャラクターたちを生み出す原動力になっていたようです。

(「めざまし8」4月8日放送)