20日、前立腺がんのため亡くなった、歌手で俳優の西郷輝彦さん。
めざまし8は、亡くなる前日に電話がかかってきたという、45年来の友人を取材しました。
友人に明かしていた体調への不安
この記事の画像(5枚)西郷さんと45年来の友人・まだん陶房主宰 岩田康則さん:
西郷さん、こうして作品はずっと永遠に生きていくし、あなたの思いもずっとみんなの中に生きていくと思います。ありがとうございます。本当すてきな45年間、ありがとうございました。
めざまし8の取材に答えたのは、西郷さんと45年来の友人という岩田康則さんです。
岩田さんが営む陶芸教室の一角には、生前、西郷さんが制作した作品の数々が飾ってありました。
西郷さんの名前の上には、「まだん陶房会員番号0001番」と書かれています。
2021年、オーストラリアで治療中だった西郷さんは、岩田さんに体調への不安を打ち明けていたといいます。
西郷さんと45年来の友人・まだん陶房主宰 岩田康則さん:
本人からその時にいただいたメールが、前立腺がんにおけるその数値がすごく高い、正常値よりも。これがものすごく気になるんだっていうことを本人から聞いたんですね。
2020年11月に会って以降は電話やメールでのやりとりのみでしたが、西郷さんは治療のおかげでがん自体は減ったものの、前立腺がんにおけるタンパク質の数値が高いことへの不安を岩田さんに明かしていたといいます。
「お別れだったのかな」亡くなる前日に着信
西郷さんと45年来の友人・まだん陶房主宰 岩田康則さん:
その亡くなる深夜ですね、私に電話があったんですよ。私は電話には気がつかないで、明け方お手洗いに立ったときに何気なく携帯で明かりを見ようと思って見たら、着信があるから。西郷さんこんな時間にどうしたんだろうと。
西郷さんが亡くなる前日の19日、岩田さんの元に西郷さんから着信があったといいます。
西郷さんと45年来の友人・まだん陶房主宰 岩田康則さん:
お別れのあれだったのかなと、自分なりに解釈はしているんですけど……うれしかったですね。混濁した中でも、間違えて押しても何でもね、電話いただいたというのが自分にはとても嬉しかったです。
(「めざまし8」2月22日放送分)