東京都によると、15日時点で、新型コロナのオミクロン株の特性を踏まえた、重症病床の使用率が31.5%にのぼったことが分かった。前日の病床使用率(29.2%)よりも2.3ポイント上昇した。東京都は、新しい指標で、この病床使用率が30%~40%になるなどした場合、緊急事態宣言の要請を検討する方針。2月3日に新しい指標ができてから、基準を上回るのは初めて。

一方、この指標では、「入院患者のうち酸素投与が必要な人の割合が30%~40%」「新規感染者数の7日間平均が2万4000人」も、”宣言”検討の基準とされている。しかし、15日時点で、酸素投与の割合は15.3%、新規感染者数の7日間平均は1万5219人にとどまっている。

新しい指標では、「病床使用率」と「酸素投与の割合」のいずれかが基準を上回り、それと同時に「新規感染者の平均」も基準を超えた場合、宣言要請を検討するとされている。

オミクロン株の特性を踏まえた重症病床の使用率が30%を超えたことについて、東京都の担当者は「感染者が増える中で重症者数が増えて、今回、オミクロン株の重症病床使用率も30%を超えた。感染者数は横ばいで、わずかながら減少している。感染者数を減らしていくために重要な時期。改めて基本的感染予防対策の徹底を、緩めずにお願いしたい」と話している。