東京都は、27日午後、新型コロナウイルス対策などを話し合うモニタリング会議を行う。会議では、都内の医療提供体制に関する警戒度について、「最も深刻」なレベルには引き上げない見通し。
東京都は、医療提供体制と感染状況に関する警戒度を4段階で表している。医療提供体制については、先週に続いて、2番目に深刻な「通常医療を制限し、体制強化が必要な状況」が維持されるとみられる。
都内の病床使用率は、26日時点で、42.8%にのぼった。前週の同じ曜日から16.9ポイント上昇した。東京都は、病床使用率が50%を超えた場合、緊急事態宣言の要請を検討するとしている。
一方、先週の会議で、都内の感染状況に関する警戒度については、およそ4カ月ぶりに、「最も深刻」なレベルに引き上げられ、1日の感染者数が、27日に1万8226人に達するとの試算が示された。1週間が経ち、すでに26日時点で、都内の感染者数は1万4086人にのぼっている。