資源エネルギー庁が発表した、1月11日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売り価格は、先週に比べて1円80銭高い、1リットルあたり166円50銭だった。
値上がりは8週ぶりで、約7年ぶりの高値水準となった。
石油情報センターは、オミクロン株が経済に与える悪影響は一時的で、石油の需要は回復するとの見方が広がり、原油価格が高騰したためと分析している。
12日のニューヨーク原油市場の先物価格は一時1バレル83ドル台という2カ月ぶりの高値をつけていて、ガソリン価格は来週も値上げが予想される。
日本政府は小売価格が170円を超えた場合には、石油元売り各社に補助金を投入しガソリン価格の高騰を抑える措置を取るとしている。