オミクロン株の感染拡大で4度目の開催延期が決まったNPT=核拡散防止条約の再検討会議は
来年2022年8月に開催することで調整されることになりました。
NPTの再検討会議のスラウビネン暫定議長は30日、加盟国に書簡を送り、延期した会議を来年8月1日から26日に開催したい意向を伝えました。
今後、各国の間で調整された後に少なくとも3カ月前までに正式に決定されるとしています。
会議は当初、2020年春に開かれる予定でしたが、感染拡大の影響で4度延期されていて核軍縮の停滞が懸念されるため、早期の開催を求める声もあり、開催時期や方法について調整が続けられていました。
来年3月には、今年1月に発効した核兵器禁止条約の第1回締約国会議がオーストリアのウイーンで予定されていて、核兵器保有国と非保有国の溝をどう埋めるかも課題となりそうです。