混雑状況を画像で確認

めざまし取材班 芦浦光貴ディレクター:
店内には6人のお客さんがいらっしゃいます。

これは11月15日午後7時頃の、東京・秋葉原にある飲食店「秋葉原旅食ダイニングJourney×Journey」の様子。

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特設サイトにアップされた同じ店内の様子を見てみると、そこにも6つの人型が。

比べてみると、右側に座る3人の様子や左側の3人組のうち1人が立っている様子も、ほぼ同じなのがわかる。

これは15日にスタートした、「ぐるなび」による「AKIBAのアキバ」実証実験

飲食店内のライブカメラの画像をAIで解析。いまどれだけの人がいて、店のどこにいるのかまで、混雑状況がひと目で分かる画像を特設サイトに配信するというものだ。

ぐるなび イノベーション事業部 伊東翔磨さん:
1分間隔で情報がライブ配信で配信されるようになっている。今回コロナで混雑していない店に行きたいという声が結構増えてきた。

「ぐるなび」が会員を対象に行ったアンケートによると、実に76.7%が「来店客が少ないお店で外食したい」などと回答。

「顔が映るのは怖い」プライバシーは大丈夫?

しかし、ライブ配信ということで「顔とか(撮影されるの)は怖い」といった、個人が特定されるのではと心配の声も。

これについては…

オプティム ビジネス統括本部 Industrial DX事業部 村井慶史さん:
人の顔がそのまま映ることは絶対にございません。

このシステムでは、カメラに映る人の姿のみをAIが検出し画像処理。加工した人型を、予め撮影された店舗の画像に配置するため、顔が映ることはないという。

では、どれくらい正確に人を認識できるのか?

そこで、実際に4人が座る反対側の席に、「めざましくん」のぬいぐるみを置いて検証した。

特設サイトを見てみると…

めざまし取材班 芦浦光貴ディレクター:
右の席にめざましくんの人形を置いてみましたが、表示されません。

左側に4人の人型が映っている一方、右側のぬいぐるみは認識されていない。

特設サイトを見て、店が空いている時間に利用すると、30%オフやワンドリンク無料などお得なサービスが受けられることも。

ぐるなびは、2022年の1月下旬まで秋葉原の数十店舗で実証実験を行い、反応を見ながら今後の運営について検討するとしている。

(「めざましテレビ」11月16日放送分より)