10月16日(土)の新潟vsアイシンを皮切りに始まった今シーズンの女子バスケットボールWリーグ。東京五輪での銀メダル獲得、FIBA女子アジアカップで前人未到の5連覇を達成し、注目度が高まるなかで開幕を迎えた。

レギュラーシーズンを通して追いかけていき、日本代表選手はもちろん、Wリーグで活躍する選手やパリ五輪へ向けての若手の台頭など、新たなヒロインの誕生にも注目したい。

今週のピックアップゲームは10月22日(金)、23日(土)に大田区総合体育館で行われた、東京羽田ヴィッキーズvs富士通レッドウェーブの一戦。

チケット完売の一戦は富士通の勝利

この一戦はチケットが2日とも完売ということから、反響の大きさも伺えた。
GAME1は76-48 、GAME2は75-60で富士通が2連勝。

富士通スターティング5
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富士通は今シーズンENEOSサンフラワーズから移籍してきた中村優花選手、宮澤夕貴選手がスタートの5人に名を連ねた。長年女王として君臨してきたチームで培ったものを、富士通でも大いに発揮してくれるだろう。

更に富士通の顔とも言える篠崎澪選手、町田瑠唯選手の安定感は抜群で、内尾聡菜選手も得意の3ポイントシュートやディフェンスで勝利に大きく貢献した。

宮澤選手、町田選手、そしてGAME1でMVPを獲得したオコエ桃仁花選手は、東京五輪で銀メダルを獲得した代表メンバー。さらに篠崎選手は3人制の代表メンバーだ。今シーズン、頂点を目指して駆け抜けていく。

東京羽田新ヘッドコーチのチーム作りは?

一方の東京羽田は、いい立ち上がりをみせたものの、富士通のディフェンスに徐々に屈し、なかなか得点が決まらない時間が長くなった。

東京オリンピックでも活躍した本橋菜子選手はケガのこともあり、レギュラーシーズンはおそらく出場時間を調整しながらのプレーになるであろう。

東京羽田飛躍のカギ・軸丸選手

そんな中で輝きを放ったのが軸丸ひかる選手。ポイントガードとしてコントロールしながらも果敢にリングに向かった。彼女の活躍が今季、羽田の飛躍の1つのポイントになるだろう。

メンバーは昨季からほぼ変わらない中で、今季から萩原美樹子氏がヘッドコーチに就任した。

東京羽田の新ヘッドコーチ・萩原美樹子氏

自身もオリンピックに出場した経験があり、なんといっても日本人初のWNBA選手である。指導経験も豊富で、早稲田大学のコーチ、女子日本代表のアシスタントコーチ、アンダー世代のヘッドコーチを歴任してきた。チームをどう作っていくのか注目が集まる。

“世界のマチダ”はチームを頂点へ導けるのか

アシスト、得点共に活躍した町田選手

1試合18アシストというオリンピック新記録を樹立した富士通・町田瑠唯選手。一気に世界から注目が集まり背負うものも大きくなったが、いつもと変わらない表情・プレーに安心したファンも多いだろう。

町田選手はGAME1で14得点8アシスト、GAME2では11得点11アシストの活躍だった。開幕会見では「アシストだけではなく、得点でも貢献したい」と語っていた。

世界の司令塔がチームを勝利に導いていく。富士通は今週30日(土)、シャンソンと対戦する。