10月に開幕し、3週目を終えたWリーグ。
各会場で熱戦が繰り広げられ、会場前の長蛇の列から“女子バスケットボール熱”の盛り上がりを感じる、嬉しい状況だ。

これに大きく貢献している選手のひとりが、デンソーアイリスを支え、大黒柱として長年日本代表を引っ張ってきた髙田真希選手だ。東京オリンピック後、テレビ番組への露出も多く、国内でもさらに広く知られるようになった。

長年日本代表を引っ張ってきた髙田真希選手
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髙田選手は以前から、自身のYouTubeチャンネルを開設したり、会社を設立するなど精力的に活動をしている。メディアへの露出も増え、軽快な語り口や、爽やかな笑顔などからファンもさらに増えたはずだ。

しかし彼女はコートの上では豹変する。まさに闘将、その迫力のプレーは会場のファンを唸らせる。

「悲願の初制覇」目指すデンソーアイリス

デンソーアイリスは、10月30日(土)、31日(日)にトヨタ紡織サンシャインラビッツと対戦。81-70、82-72と2連勝で終えた。

2連勝のデンソーアイリス

髙田選手は、攻守に渡り気迫のプレーを見せ、GAME1では23得点、GAME2では31得点17リバウンドの活躍。

デンソーアイリスは今シーズンも髙田選手を筆頭に、アジアカップ5連覇の大会MVPに選ばれた赤穂ひまわり選手や姉の赤穂さくら選手、日本代表でも活躍した本川紗奈生選手、キャプテンを務める稲井桃子選手などが中心となって戦う。

アジアカップMVPの赤穂ひまわり選手

チームを率いるのは、2シーズン目となるマリーナ・マルコヴィッチヘッドコーチ。東京オリンピックにはセルビア代表のヘッドコーチとして出場し、見事4位入賞を果たした手腕の持ち主だ。

「悲願の初制覇」とはデンソーアイリスがプレーオフへ進出、勝ち進むごとに聞こえてくるワードである。

最高成績は2013年と2017年の2位。頂点への道のりは決してたやすくはない。けれど、女王となった髙田選手の笑顔が見たい人は多いはずだ。

日本代表の主将として日本に元気をくれた髙田選手、今度はチームで頂点を掴むことができるか。

成長著しいトヨタ紡織 五輪代表・東藤に期待

今シーズンも期待の高まるトヨタ紡織

一方トヨタ紡織サンシャインラビッツは、2連敗となったものの、その差は10点。GAME1は、第3クォーターが終わるまで1点差、と善戦をみせた。デンソーの高さに苦戦したが、チームプレーやスピードに今シーズンも期待が高まる。

昨シーズンはプレーオフに進み5位タイという結果だったが、2019年にはチームの最高成績である4位入賞を果たした。

今シーズンから新たに指揮を取る知花武彦ヘッドコーチは、日本代表のアシスタントコーチとして銀メダル獲得に貢献。また、福島雅人アソシエイトコーチは長年、女子の実業団チームを率いてきた経験豊富なコーチだ。新たな指揮官のもと、トヨタ紡織がどこまで飛躍するのか、見届けたい。

東京オリンピック代表メンバーの東藤なな子選手がチームの大黒柱として注目を集める。得点はもちろん、ディフェンスでもチームを引っ張り、勝利への鍵となるだろう。

デンソーアイリスは11月6日(土)に新潟アルビレックスBBラビッツと、トヨタ紡織は11月5日(金)に富士通レッドウェーブと対戦する。