数年前に廃校となった岡山県笠岡市の幼稚園と小学校が、2021年5月にシェアアトリエとして生まれ変わった。地域の活性化の起爆剤にと期待されている。

海が見える趣たっぷりのアトリエ

海が望めるアトリエ。ここは元々、幼稚園があった場所だ。

扉に幼稚園のなごり 岡山県笠岡市
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少子化の影響で廃校となった、笠岡市の大島東幼稚園と大島東小学校。

海の見えるこの校舎を蘇らせようと、家具職人の南智之さんたちが地元住民や市に働きかけ、2021年5月、シェアアトリエに生まれ変わらせた。

シェアアトリエ 海の校舎

シェアアトリエ 海の校舎・南智之代表:
木造校舎の廊下とか階段の手すりとか、古い木の質感が良くて。家具職人なので、木を扱う人間としてはこの質感は素晴らしいなと思って。海の見える小学校が魅力的で、使いたいと思った

異業種の繋がりから新たなアイデア 地域活性化に期待

現在、アトリエに入居しているのは、麦わら帽子を作る「石田製帽」に革や布製品をつくる「SIRUHA(シルハ)」など7社。

麦わら帽子の「石田製帽」

築60年のオフィスには、校舎の名残がたくさん残っている。

革や布製品をつくる「SIRUHA」

SIRUHA 藤本進司代表:
建物の雰囲気だったり趣があるので、ディスプレーしたときに商品が映える。いろいろな作り手さんやデザイナーさんがいて、そういう人たちと隣同士で仕事ができる。日々いろいろな刺激があって、物作りの形もどんどん変わっているので、そういうところが大きいですね

学校の趣に商品が映える

さまざまな分野のクリエイターが集まることで、新たなアイデアが生まれることもあるという。

シェアアトリエ 海の校舎・南智之代表:
違う業種の方が来られると、また違うアイデアだったり、コラボが生まれてきますので。入居者のクリエイターの人たちもそうですけど、一般の人たちも楽しめるようなスペースになればいいなと。そういうスペース作りをしていこうと思っています

まだ数室の空きスペースがあり、今後はワークショップやマルシェを開くなどして、この地域を再び活気ある場所へと復活させることを目指している。

(岡山放送)