番組MCの浜田雅功さんの“おごり”でアスリートたちが爆買いする「コストコ爆買い」。

5月30日放送の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)では元プロ野球選手の新庄剛志さんが登場。コストコでの買い物を通して、新庄さんの素顔に迫っていった。

チョコには“にが~い”思い出

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記録よりも記憶に残る元プロ野球選手の新庄さん。類まれな身体能力で日本を飛び出し、大リーグでも大活躍。

番組出演は2019年にバリ島にあった新庄さんの自宅を訪れて以来。この時は、自宅にあるお宝を探す予定だったが、何も見つけられないままで終わってしまった。

そのため、浜田さんは新庄さんに会うなり「お宝は?」と一言。バリ島での出来事を思い出したのか、新庄さんはかけていたメガネを外し「これじゃダメ?」と差し出す。

今回は、昨年12月に48歳で現役復帰を目指してトライアウトに挑戦した新庄さんを労うための「プロ野球再挑戦お疲れ様」記念。トライアウトでは野球ファン大注目の中、ヒットを放ったが、プロ野球復帰の夢はかなわず、現役断念を表明した。

新庄さんは「50歳手前で現役復帰を目指す気持ちが大事」だと訴える。「去年1年、メチャクチャ頑張った。トライアウトを受けて、オファー来なかったから、そのあとガタガタ。肩のスジも切れてて…五十肩に。(トレーニングは)ランニングやウォーキングをしている」と明かす。

ほぼ初めてコストコに来たという新庄さんは、「スタッフから聞いたけど200万円までOKだと」と“爆買い”を予感させながらお菓子コーナーへ。

「お菓子は大好きだけど、現役引退してぶくぶく太っている人いるでしょ。あれにはなりたくないから、お菓子は我慢したいけど今日だけ買わせて。(現役のときも)食べてない。最近はある目標があるのでちょっと控えめにしています」とまだまだストイックな新庄さん。

今、人気だというしいたけがそのままスナックになった「しいたけマッシュルームクリスプ」はオススメされて購入。浜田さんが大好きな「キンビス ミニアスパラガスビスケット」も手に取る。27袋入っていることを知った新庄さんは「賞味期限大丈夫?」とあまりの量に食べきれるか心配する場面も。「そこ気にするんだ」と浜田さんも驚くような繊細さも見せた。

次に永島優美アナウンサーがチョコレートを勧めると、「チョコは…」と苦い顔に。新庄さんは「昔、バレンタインで6畳の部屋が全部チョコレートに。そこからチョコレートが苦手」だと明かした。

永島アナのチョコレートへの熱弁を聞いた浜田さんが、「これは永島に」とカートへ入れ、プレゼントしていた。

欲しいものは重曹とクエン酸!

バリ島から日本に帰国した新庄さん。

「バリ島にいたときは犬(ラナちゃん)が一緒にいたので、日本に帰ってこられなかったんですけど、亡くなってしまって。バリ島に帰る意味がない。日本でブイブイいわそうかな」

日本への海外のペットの入国は難易度が高い場合がある。ラナちゃんがいたからこそ、バリ島にいたのだと新庄さんはいう。

食事に関しては「(自分で)作らない。ココイチとか、行ったことがないところに行くのがいい。この間、吉野家に行った!今度挑戦したいのはびっくりドンキー」と目を輝かせる。

「コストコも日本に帰ってきて来たことがないのでメチャクチャ楽しい」と興奮する新庄さんが、どうしても買いたいものは「重曹」。

コストコで人気の約6キロ入った「アームアンドハンマー」のベーキングソーダ(重曹)を見て、「無敵!マジ無敵。掃除にもいいし、風呂掃除にもいい。水を入れたコップに入れてうがいをすると虫歯ができない」と新庄流の使い方を熱弁。

重曹は酸を中和する作用を利用して掃除や歯磨き、臭い消しなどさまざまな使い道がある。コストコの商品は100%天然素材のため、子どもが口にしても問題がないそうだ。

1袋でも十分な量だが「1箱いいですか?」と4袋入り、1箱を購入。

キレイ好きだという新庄さんは「(掃除は)やり出したらとことんやる。マジで使った方がいい」と浜田さんにアピールし、「新庄剛志が重曹を勧めてくるなんて」と根負けした浜田さんも興味を示し、お試しに1袋をカートへイン。

止まらない新庄さんは「重曹をクエン酸とミックスすると炭酸になる。それで顔や体を洗うとバッチリ!クエン酸はない?」とスタッフに質問。スタッフが取りに行こうとすると「めっちゃほしい!」とここ一番の笑顔に。

クエン酸と重曹で興奮する姿に浜田さんも思わず「変わった元野球選手やわ」とこぼした。

「休日は掃除しかしていない」という永島アナも新庄さんの熱弁に感化されてか、浜田さんに重曹とクエン酸を“プレゼント”してもらった。

新たなサプライズを計画中!

現役時代はさまざまなパフォーマンスと卓越した身体能力で常にファンを魅了。一つの時代を席巻した新庄さんは「昔は、好きなものを全部手に入れた」と明かす。

昨年12月の合同トライアウトで日本中を驚かせたが、今は新たなサプライズを計画中だという。

「僕の“カン(勘)ピューター”では、誰かが見てくれていると思っている。今後、日本中が驚くことになりそうな気がする。僕は結構当たる。例えば、2006年に日ハムが日本一になったけど、僕の頭の中で“日本一になる”と思っていた。それが現実になった。今回も似たような頭になっている。ここで言ったことがいずれ、『このことか!』っていうのを待ってほしい」

何かを予感させる物言いに新庄さんは「(今、頭の中で)描いています。今、勉強しています。今回はサプライズ。誰にも言わない。でも、そういう男でしょ。“マジか!”が大好き」と明かし、浜田さんも「期待したいな」と胸を高鳴らせた。

そんな話をしながら歩いていると、発見したのは「辛ラーメン」。

好物なのかと思いきや「辛いのが大嫌い」と発言。しかし、「卵2つと水をいっぱい入れて食べるのが好き。辛くなくなるのが嬉しい」と不思議な食べ方をしているという。浜田さんも「違うラーメンでいいじゃん」とツッコむが、新庄さんは「麺が好き」とこだわりを明かした。

日用品コーナーでは柔軟剤を購入。「トイレの詰まりを取るシュポシュポ(ラバーカップ)が欲しい」と訴えるが、残念ながらコストコで扱っていなかった。

食べたいものは「もずく」

食品コーナーで新庄さんは、人気の「ディナーロール」や新商品・水のかわりに牛乳を使った「国産ミルクブレッド」にも興味を示さず、「もずくが欲しい。あと島らっきょう」とアピール。

一方、浜田さんは前回のロケで気になっていた「ロティサリーチキン」の前で足を止める。すると、新庄さんも「チキンはトレーニング後に食べる」と購入し、浜田さんもつられて手に取った。

手のひらサイズの特大エビを見ると「エビ・カニ・女性アレルギー」と新庄さんは冗談交じりに話すが、実は甲殻アレルギーであることを明かす。すると、「オリックスのピッチャーで戎(えびす)信行ってのがいたんだけど全然打てなかった」とオチをつけた。

そんな話をしていると、求めていた「もずく」を発見。季節限定で登場する約1キロの沖縄県産の生もずくを手に取ると新庄さんは「こんなにいらないよ」とその量に驚く。

ここで買い物終了かと思いきや、思い出したかのように5秒で炭酸水が出来上がる「ソーダストリームが欲しい」と懇願。炭酸が大好きな新庄さんは、1階と2階に置きたいと2つ購入。

浜田さんの想像よりは謙虚な買い物だった新庄さん。派手なパフォーマンスをする印象が強いが、よく球団から怒られていたことも明かす。

しかし、新庄さんは「球団から怒られようが関係ない。ファンの喜ぶ顔が見たかった」と話した。

そんな新庄さんが購入した商品の合計金額は7万8345円。浜田さんは「リーズナブル」な金額に驚くが、新庄さんは「欲しいものが手に入ればいい。今日は重曹だけでもいいくらい」と満足げな顔をした。

最後に新庄さんは、「ソーダストリーム」を購入する際、浜田さんが「ガスも買った方がいい」と気遣いを示したことに「本当に感動!」と嬉しそうにしていた。

野村監督とのエピソードも

コストコでの“爆買い”に「浜田さんとこれだけ話せる機会がなかったから。スタジオはちょっと話すだけだし、今日はそれが一番うれしい」と明かす新庄さん。

キッズたちがアスリートに忖度なしで質問する企画では、野球少年たちから「プロ野球選手になったきっかけ」や「50歳だけど落ち着かないの?」などの質問を受ける。

「プロ野球選手になったきっかけ」については「最初は瀬古利彦(マラソン元日本代表)になりたかったの。途中から野球に出会って。(野球は)あまり好きじゃなかった。スポーツをやって全て3ヵ月以内に全部1番になったけど、野球だけがいつも3番。ムカついて1番になりたくてやっていたらタイガースからドラフトに」と意外な理由を明かす。

また「50歳だけど落ち着かないの?」という問いには「男に年齢は関係ない!常に挑戦することが大事。死ぬまで落ち着かない」と主張した。

他にも新庄さんのInstagramにスイングの動画を送ったが返事がなかったという少年がカメラの前でスイングを披露。ほとんど返事はしているようだが、返事をし忘れてしまったかもしれないと、「アドバイスが欲しい」という少年に“プロ”の顔で的確なアドバイスを送っていた。

最後には、故・野村克也監督とのエピソードも披露。「Gパンが理由で『走り込みはイヤ』と野村監督に言ったのは本当か?」という名言の真相を明かす。

新庄さんは「正直ボケました。ウエイトをしてパワーをつけると打球は飛ぶんですけど、守備の足の回転が遅くなる。どっちを取るかということで、僕はウエイトをせずに足の回転をとった」との考えで走り込みを拒否したというが、“新庄なら言いそう”ということも狙っていたという。

アスリートらが“難関”ゲームにチャレンジ

他にも東京・奥多摩を舞台にアドベンチャーレース形式でアスリートと芸能人が「アドベンチャー鬼ごっこ」を開催。3つの市町村を股にかけ、全長約2キロの川下りや全長約4.2キロの山道、全長約300メートルの洞窟の3ステージで鬼ごっこを展開。

鬼に捕まる前に、洞窟の奥で待つ「浜田大明神」を1番最初に見つけたチームが勝利となる過酷なレース。A.B.C-Z河合郁人さんとふぉ~ゆ~辰巳雄大さんのジャニーズチーム、昨年現役を引退したばかりの元サッカー選手・増嶋竜也さんと元バドミントン日本代表・潮田玲子さんの夫婦チーム、武井壮さんと天竺鼠・瀬下豊さんの芸能人チーム、箱根駅伝の山登り区間で当時の区間新記録を打ち立て「山の神」と呼ばれたプロランナー・神野大地さんと元サッカー日本代表・坪井慶介さんのアスリートチームが激突した。

「超イレロ」では、アスリートたちが学校を舞台にした4つのステージに挑戦。元女子バレーボール日本代表の狩野舞子さんと新鍋理沙さんは、2階の教室めがけて1人が校庭からサーブを打ち、教室にいるもう1人が窓を通ったボールをレシーブしてカゴにいれるゲームにチャレンジ。

「卓球」のステージでは、リオオリンピック銀メダリストの吉村真晴選手と弟・和弘選手が音楽室に並べられた楽器を卓球台代わりにラリーするゲームを、「野球」では現役時代“速球王”と呼ばれた元プロ野球選手の五十嵐亮太さんが障害物を避け、30メートル先にあるごみ箱にボールを入れるゲームに挑戦。

そして、体育館の壁をよじ登り天井に吊るされたサッカーボールを上から落とし、ダイレクトボレーでゴールを決める「クライミング・サッカー」にはプロフリークライマーの大場美和さん、元サッカー日本代表の久保竜彦さんが挑んだ。

(『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~8:00放送)