3月14日、東京・白金で迷子になっていた4歳の男の子を助けた勇気ある行動に、9歳小学生の男の子へ感謝状が贈られた。

4歳の迷子を助けた9歳の男の子に感謝状

東京・港区の麻布警察署で、ピーポくんの出迎えを受け感謝状を受け取ったのは、この春小学4年生になった名郷根景くん(9)。

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小学4年 名郷根景くん(9):
自分が助けないと、多分大ごとになってやばいなと思ったからです。

4歳の男の子が迷子になったのは、3月14日のこと。

有栖川宮記念公園で、お母さんに叱られた後どこかに行ってしまい、行方がわからなくなった。

母親はすぐに探したが見つからず、10分後に110番通報。警察官40人と警察犬1匹による捜索が始まった。

日も暮れ始めた午後5時半ごろ、名郷根景くんは自宅前で迷子になっていた4歳の男の子を発見。そこは公園からは1キロほど離れた場所だった。

ーー男の子は1人だった?

小学4年 名郷根景くん(9):

1人でした。近くにお母さんらしい女性がいましたが、歩いてスルーしてどこか行ってしまったので、声を出しました。「悪い人ではないよ」と声をかけたら、少し微妙な顔したんですけど、すぐに安心したような顔でこっち見てうれしかった。

そして自宅から約500メートル離れた清正公前交番に、景くんが一人で迷子の男の子を連れて行った。

その1時間後の午後6時40分に、男の子は母親とようやく無事に再会した。

「勇気を持って声をかけてほしい」

小学4年 名郷根景くん(9):
その子どもがお母さんと会えてめちゃくちゃうれしいです。

同じ地域に住む母親(30代):
近くにお母さんがいるのかなと思って、見て見ぬふりしちゃうことも大人でもあることなので、9歳の子ができるのは本当にすごい。

勇気ある行動をとった名郷根景くんから、大人たちに対してお願いがあった。

小学4年 名郷根景くん(9):
もしも子どもが迷子になったら警察官とか助ける人が来るまでずっといないので、勇気を持って言ったほうがいいと思います。

(「イット!」4月5日放送分より)