ミャンマー国軍によるクーデターが発生してから1カ月半。

ミャンマー民主化の象徴アウン・サン・スー・チー国家顧問は いまも拘束されたままだ。日本はミャンマーとは長年の太い外交ルートを持ち、近年の急速な経済発展にも、多大な支援をしてきた。しかし今、クーデターによってミャンマー情勢は、混乱を極めている。

3月14日放送のフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」には、自民党・外交部会長、佐藤正久議員や、国家基本問題研究所理事長、櫻井よしこ氏が出演し、番組レギュラーコメンテーターの橋下徹氏とともに、ミャンマー問題と、日本外交のあり方について議論した。

以下、番組内での発言内容。

櫻井よしこ氏:
あのね橋下さん、ミャンマーの歴史をちょっと見て見てみると非常に面白いことがあるんですよ。2011年にスーチーさんが国家顧問に2016年になりましたよね。2011年に民政に移管しましたが、この民政に移管した時に、当時の軍のナンバー1とナンバー2が、国際社会がメンバーに対してどれだけ厳しい意見を持っているか。2007年に大弾圧をしたんですよ、2008年なんかサイクロンが来てね、10何万人も死んでしまって、それに対して軍は何も対処できなかったんですね。だからまだ非常に貧しいということと、国際社会がものすごくミャンマーの軍事政権に厳しいということを、軍人たちが自覚をして、これはスーチーさんの協力を得なければならないってことを彼らが考えて、民生に関して2016年のスーチーさんの国家顧問承認に結びついていく訳ですね。その時、スーチーさんは軍事政権あの軍部にも支えられていたんです。ところが、2016年のこの選挙の時に、軍のナンバー1とナンバー2だった人がね引退しちゃう、1人は選挙に落ちた人で引退しちゃって、その時からスーチーさんと軍事政権の軍部との関係が少しずつ冷却化して行くんですね。それが今につながっているんですけれども、私が言いたいのは軍も自分たちの立場が国際社会でどう見られているか、ということをものすごく気にしていますから、そこに日本がインプットできるんですよ。日本の自衛隊の研修所にミャンマーから、軍人が毎年くるわけですね。日本はねいい対応をしているんです。ホストファミリーをつけてね。軍人の皆さん方がその軍の勉強するだけではなくて、日本の家族の一員みたいにして、本当によい関係を発展させて、特別の関係というのは、日本は築くことに何年もずっと成功してきたんです。だから、このような絆を持っている国はしかないわけですから、これ確かに難しいんですよね、中国もいて軍とその民主主義とどうやるのか、経済どうやるのかってのが難しいんだけども、この難しい中でも日本は今まで独特の外交してきましたから、これをね、やっぱり生かすべきだと

橋下徹氏:
僕は、そこは、否定しないんですよ。僕が言いたいのは、その独特の、日本の立場があるからといって、アメリカがもし制裁に動くと言った時にですよ。日本はいやいや、その制裁に乗りません。独特の外交で行くんです。っていうのは違うんじゃないかと。やっぱりこれは優先順位なので、僕はやっぱりさっきのワクチン外交も、含めて、やっぱり中国との関係が1番気になるんですよ。今の尖閣も、そうですよ。でも、これは残念ながら、日本の国の力だけでは対応できないので、アメリカの力を借りざるを得ませんよね。アメリカが一緒にやろうって、言った時に、ミャンマーの問題を一緒にやろうって、言った時に「いやいやアメリカさん、われわれは独自の関係でやるんです」と言って、いざ中国との関係の時だけアメリカの力を借りるってわけに行かないので。これは、政治は優先順位なので、ミャンマーに関しても、やっぱりアメリカと歩調を合わすと日本の独自性とわかるんだけども、やっぱり優先順位としてはアメリカと歩調合わせることが、ぼくは大事だと思いますね

櫻井よしこ氏:
歩調の合わせ方を日本なりにどう工夫するかということだと思います

佐藤正久氏:
インドシナ半島は非常に微妙で、アメリカがなかなか影響力を出しづらい部分で、カンボジアの和平プロセスも、そこは私の中にいましたので、アメリカでうまく役割分担をやっている。今回、アメリカも制裁をやってますけども、そんな強い制裁じゃないんですよ