ウクライナ侵攻の停戦の行方について、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」で議論。
明海大学の小谷哲男教授が、ロシアのプーチン大統領の思惑について分析した。
22日、プーチン大統領はアメリカとの関係について「トランプ大統領の登場でトンネルの先に光が見えてきた」と発言した。
この真意について小谷教授は「プーチン大統領は相当、トランプ大統領のプロファイリングをやっている。
何をやれば喜ぶのか、何をやればロシアの利益になるのか相当研究していると思う。トランプ氏に関して大事なことは2つで、ほめることと最後に会うこと。アラスカで会ってほめまくって『20年の選挙で本当はあなたは勝っていた。あなただったらこの戦争は起こっていない』、まさにほめ殺しですよね。トランプ氏は一気にロシアにすり寄って、また欧州の首脳に会うと欧州に寄った。プーチン氏は必死でもう一度トランプ氏と会うことを目指している。トランプ氏だからこそ物事が動いているんだとメッセージを出していて、本当にそう思っているとはとても思えないが、トランプ氏を引きつけるための発言だと思う」と見解を述べた。
さらに、今回の発言でトランプ氏を引きつけられるのかと問うと「これだけでは無理だと思うが少なくとも悪い気はしない」とした。
番組ではウクライナの「安全の保証」や「領土割譲」の現実味についても、自民党の松川るい国防部会長代理と神戸学院大学の岡部芳彦教授らと議論した。