ただし、一度に作り過ぎないことも大切です。
停電時は、調理したものを冷蔵庫で保存しておくことが難しく、置いておくことで食中毒のリスクが高まります。食べ切れる量だけ作り、残さないようにすることも意識しましょう。
過去の災害でも、停電で冷蔵・冷凍食材が傷む前に、火を使える場所で地域の方が食材を持ち寄り、調理して分け合ったという話を聞いたことがあります。
災害時は、あるものでどう食事を組み立てるか、臨機応変に考える力が大切です。
ここで役立つのが、カセットコンロとカセットガスボンベです。ふだんから使い慣れておくと、停電時にも調理しやすくなります。
ただし、「火を通せば何でも大丈夫」というわけではありません。
調理する前に、におい、色、ぬめりなどに異常がないか確認しましょう。
ただし、見た目やにおいに変化がなくても、長時間ぬるい状態に置かれていた食品は安全とは限りません。
少しでも不安があるものは使わず、「迷ったら食べない」ことが大切です。他の⾷材と⼀緒に調理してしまうと、全体を⾷べられなくなることもあります。
「もったいない」より「体調を崩さない」が優先です。
災害時は、食中毒や下痢などで体調を崩しても、病院にすぐ行けないことがあります。水やトイレ、休息が十分でない中では、ふだん以上に負担が大きくなります。
だからこそ、「迷ったら食べない」という判断がとても大切です。
停電時の冷蔵庫・冷凍庫の対応に、絶対の正解はありません。冷気を逃がさない工夫や、食材を使う順番、迷ったら食べない判断を知っておくことで、いざというときに自分の家に合った対応を選びやすくなります。
優先順位は自分で決めていい
繰り返しますが、災害時の食事は正解が一つではありません。不安な状況では、子どもが食べ慣れないものを嫌がることもあります。また、大人でも気持ちが落ち着かず、食欲がわかないことがあります。

