海上保安官の経験を生かして暮らしに役立つ情報を発信する川崎みささんは、2018年の西日本豪雨の際、備えをせずに自宅で被災。その反省から防災士の資格を取得。2児のママでもある川崎さんに、いざというとき女性が背負える重さ別の防災リュックの作り方について教えてもらった。
文・写真=川崎みさ
本当に「10kg」を背負えますか?
防災リュックの準備を始める前に、まず知っておきたいのは「重さ」をどう決めるのかです。 一般的に防災リュックの目安は、成人男性15kg・成人女性10kgと言われています。
しかし、元海上保安官で体力に自信があり、毎日運動している私でも「子供と一緒に避難する」ことを考えた場合、10kgの防災リュックを背負うことは難しいと思っています。
「一般的な目安」はあくまで参考。大切なのは「自分や家族が安全に避難できる重さ」を知ることです。
重さを決める3つのポイント
そこで、「自分に合う防災リュックの重さ」を決めるための3つのポイントをご紹介します。
1.「動ける重さ」を意識する
避難時は子供を抱っこしたり手を引いたりする場面もあります。だからこそ「ムリなく動ける」ことが大切です。実際に背負って階段を上ったり少し歩いたりして、「これなら余裕で動ける」と感じる程度の重さを目安にしましょう。子連れ避難では「持てる重さ」より「動ける重さ」を意識してくださいね。
2.安全に避難所まで行けること
重すぎる防災リュックは、避難中に転倒したり、長時間背負うと身体を痛める原因にもなります。 事前に、防災リュックを背負って避難ルートを歩いたり、ハザードマップで経路を確認して「安全に避難所までたどり着ける重さ」を見極めることが、家族と自分を守ることにつながります。
3.入れるモノに優先順位をつけること
つい「アレもコレも」と防災用品を詰め込みたくなりますが、まずは水・食料・トイレ用品など、心身を守るためのモノを優先に。その上でスペースや重さに余裕があれば、追加で持って行きたいモノを入れる、この順番で入れるモノを選ぶと準備がスムーズに進みます。

