残りの1割ほどは、「DIT(食事誘発性体熱産生)」。食べたものを消化吸収するときに使われているエネルギー消費です。

基礎代謝量を意図的に増やしたり、減らしたりすることは原則できません。食事誘発性体熱産生についても同様です。

太るか痩せるかはエネルギーのバランス次第

そうなると運動習慣のない人の1日のエネルギー消費を決めているのは、どれだけNEATの活動量があるかという話になります。

太るか痩せるかを決めるのは、1日のエネルギー消費とエネルギー代謝のバランス。

運動習慣がない人の1日のエネルギー消費量の割合(『疲労回復の習慣』から抜粋)
運動習慣がない人の1日のエネルギー消費量の割合(『疲労回復の習慣』から抜粋)

身体活動量などによるエネルギー消費(消費カロリー)が減り、食事によるエネルギー代謝(摂取カロリー)がそれを上回ると、エネルギー収支は黒字に傾きます。

この余った黒字分が体脂肪に変えられて太ります。

いつもより余計に食べたら、その分動きましょうということです。

クルマに大量の荷物を積み込むと加速が不十分となるように、身体活動量が減って体重と体脂肪が増えすぎると、余計な重りを抱えているような状況となり、自らの体を思い通りに操れなくなります。それは疲労の引き金の1つです。疲労と疲労感を軽減したいなら、活発に動いて太りすぎないことです。