疲労は誰にとっても悩ましい問題。ただ、疲れないようにと思って動かなくなると、疲れやすくなってしまうという。

数々のアスリートのフィジカルトレーナーを務める中野ジェームズ修一さんの著書『疲労回復の習慣』(日経ビジネス人文庫)から、なぜ太りすぎると疲れやすいのかを一部抜粋・再編集して紹介する。

活動が減ると太りがちになる

睡眠以外にも、疲労を溜めないように気をつけたいのが、日常生活の活動量が減らないようにきちんと動くことです。

「動くと疲れるから、ひなたでまどろむネコのようになるべく動かない」というのは間違った戦略。活動量が落ちると疲れやすくなるのです。

家事も「身体活動」のひとつ(画像:イメージ)
家事も「身体活動」のひとつ(画像:イメージ)
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安静時より、少しでも多くのエネルギーを消費する活動を「身体活動」といいます。運動も含まれますが、運動習慣がない人にとっては、身体活動=仕事や家事といった日常生活に伴う活動です。

1日に消費しているエネルギーのうち、全体のおよそ6割を占めているのは、「基礎代謝量」。呼吸、体温維持、消化吸収など、生きるために欠かせないエネルギー消費です。

そして全体の3割前後を占めているのが、運動や日常生活に伴う身体活動によるもの。運動以外の身体活動量を「NEAT(非運動性熱産生)」と呼ぶこともあります。