議員も驚く“紙文化”

アンケートで最も多かったのは、「デジタル化」と「紙の配布」だった。

回答してくれたうちの1人、自民党で青年局長を務める平沼正二郎衆議院議員によると、省庁などから届く大量の資料を、1週間に2回ぐらい整理し、廃棄するという。

民間企業に勤めた経験もある平沼議員は、国会の「紙文化」に驚いたという。

平沼議員:
私がいた企業ではほとんどEメールで、例えばFAXでもし来たものも全部PDF化されてメールで飛んでくるみたいな仕組みだったので…。

年間1人当たり10キロの紙資料

ある日の衆議院本会議。

議場には、この日、審議入りとなった法案の資料が積まれている。そして、議員がそれぞれ手に取っていき、全ての議員の手元に書類が渡った。一方で、本会議の直後に開かれた委員会でも、全く同じ資料が再び配られていた。

国会では、いったいどれくらいの量の紙が配られているのか。

取材班は、国会議員全員に毎年、配布される予算関連の資料を入手した。重さを量ってみると、計10キロあった。

衆議院と参議院の国会議員、合わせて713人に配布されていて、その合計は7トンを超える。これは日本人1人あたりの家庭ゴミの量、およそ40年分に相当する。