JALグループが運営する保険紹介サイト「JAL保険ナビ」で、保険契約者に特典としてポイントを付与していたサービスが保険業法に違反する可能性があることがFNNの取材で分かった。同サイトは30日現在、停止されている。

「JAL保険ナビ」は、日本航空の子会社「JALUX」(東京・港区)などが運営し、複数の保険会社の商品を紹介するサイト。このサイトを通じて保険を契約した顧客に対し、航空券の購入などに利用できる「eJALポイント」を付与していた。

関係者によると、このポイント付与が、保険業法の規定に抵触する可能性があるとして、サービスを停止したという。

保険募集「特別の利益」が保険業法違反か

保険業法では、保険募集に際し、契約者に割引や物品などの「特別の利益」を提供することを原則として禁止している。同サイトに保険商品を掲載していた保険会社の1社によると、日本航空は去年7月、このポイントを現金のように利用できる「前払式支払手段」として、関東財務局に届け出ていた。

この届け出以降、ポイントが保険業法上の「特別の利益」に当たる可能性が生じていた状況で、従来どおりポイント付与を継続。今年5月ごろに問題が発覚するまで、保険業法に抵触する状態が続いていたという。

日本航空によると、この間に、ポイント付与の対象となった保険契約は、保険会社15社の約1万5600件で、付与されたポイントは約730万円分にのぼるという。

今後、付与されたポイントの返還を求めるかについて、日本航空は「関係各所の指導をもって適切に対応してまいります」とコメントした。

一部顧客にはポイント付与されずか

一方、今年5月以降に契約した顧客には、ポイントを付与しない。影響を受けた顧客には今後、書面で謝罪するという。

また、保険会社は、先週、今回の事案を「不祥事件」に該当するとして、関東財務局に報告したという。

FNNが日本航空に取材を申し入れた後、同サイトは「ただいまサイト停止中です」として、閲覧できない状態となっている。

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松岡 紳顕
松岡 紳顕

調査報道統括部 記者。
福岡とカナダで育ち、慶應義塾大学、米アメリカン大学WSPジャーナリズム専攻を経て、2015年に全国紙へ入社。23年秋にフジテレビに転職しました。
趣味は冬山登山です。
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