JR気仙沼線は津波で被害を受けて以降、BRTというバス輸送の形になっていますが、そのバスを自動運転に、という試みが進んでいます。一定の条件があるものの無人での運転も可能というレベル4での運転が認可されました。運転手不足などの課題解決につながることも期待されます。
記者リポート
「自動運転レベル4ですが、ご覧のように、運転手が完全にハンドルから手を離した状態で走行しています」
5月28日、報道に公開されたJR気仙沼線の自動運転バス。
運転席に運転手は座っていますが、運転操作は全くしていません。
柳津駅と水尻川APのおよそ15.5キロメートルを、最高時速およそ60キロで走ります。
JR気仙沼線は東日本大震災の津波で被害を受けたあと、線路があった場所を専用道路としてバスを走らせ、BRT=バス高速輸送システムという形で運行しています。
自動運転バスは、その専用道路内に磁気マーカーを埋め、車両の底に付けた磁気センサーで位置を認識するということです。
JR東日本は2018年度から実証試験を進めていて、ルートや路面状況など一定の条件のもとで、運転手が不要となる「レベル4」の自動運転の認可を東北で初めて受けました。
運転手不足という課題の解決にもなるとして、再来年度までに一般道での自動運転を目指し、その後は営業運転へつなげたい考えです。
JR東日本イノベーション戦略本部 西村佳久統括
「乗務員の人手不足が一番の大きな問題。技術でカバーしたい」
JR東日本によりますと、国内のバスによるレベル4での自動運転としては、最も長い距離で最も速い速度での運転になるということです。
29日からは一般の人を対象に自動運転バスの試乗が行われます。