“グリ下”に通う未成年の少女2人に処方薬や市販薬を譲り渡した疑いなどで40歳の男が逮捕されました。
薬機法違反などの疑いで逮捕されたのは東大阪市の無職、今川祐希容疑者(40)です。
今川容疑者はことし1月下旬、許可なく業として大阪市内の宿泊施設の一室で、15歳の女子中学生と17歳の女子高生に、睡眠導入効果などがある処方薬や市販薬、合計60錠を譲り渡したなどの疑いが持たれています。
警察によると、去年8月ごろ、今川容疑者が大阪・ミナミの通称「グリ下」で女子高生と知り合いました。
女子中学生と女子高生はSNSを通じて知り合い、今川容疑者と連絡を取り合うようになったということです。
事件当日、宿泊施設で今川容疑者から医薬品を譲り受けた女子中学生と女子高生は、少なくとも20錠の医薬品を摂取したということです。
警察の調べに対し今川容疑者は「すべて間違いありません。私は現在、生活保護をもらって生活していますので、女の子たちにあげた薬も、私がもらっている生活保護で診察を受けて処方された薬です」などと容疑を認めています。
■“オーバードーズ”対策で今月から法規制強化
今川容疑者は、“グリ下”では「クスリ屋さん」と呼ばれるなど、一定の知名度がある人物だったということです。
警察は、処方薬とみられる薬5000錠以上を今川容疑者の自宅から押収していて、当時の状況などを詳しく調べています。
市販薬を過剰摂取する「オーバードーズ(OD)」は若者を中心に社会問題化していて、国は規制を強化しています。
せき止めなど特定の市販薬について、18歳未満への販売を制限する「改正医薬品医療機器法」が今月施行されています。