対立する暴力団の組員を銃撃した罪などに問われたものの、1審・2審ともに無罪と判断された、「山健組」の組長の無罪判決がきょう(27日)、確定しました。
「山健組」の中田浩司組長は、神戸山口組の傘下にあった7年前、神戸市で山口組系「弘道会」の組員(当時51歳)を銃撃し、重傷を負わせた殺人未遂の罪などに問われました。
当時、山健組のナンバー2が山口組系の組員に刺された事件を発端に、山口組との抗争が激化していました。
これらの抗争をきっかけに、神戸山口組と山口組は、「特定抗争指定暴力団」に指定されています。
裁判で、中田組長は起訴内容を否認しましたが、検察側は防犯カメラの映像で服装が一致しているなどと主張し、懲役20年を求刑。
2024年の判決で神戸地裁(丸田顕裁判長)は、「被告人(中田組長)が犯人である可能性は高いが、別人の可能性も否定できない」と指摘し、無罪を言い渡していました。
そして検察側が控訴していましたが、5月12日に開かれた控訴審の判決で、大阪高裁は検察側の控訴を退けていました。
期限の5月26日までに上告がなかったことから、この無罪判決が確定しました。