日本航空の機長が社内規定で禁止された滞在先での飲酒を行い、運航便に大幅な遅延が発生した問題で、機長は8月に行われた会社との面談で「禁酒します」と回答していたことがわかった。

この問題は現地時間の8月28日、ホノルル発JAL793便の機長(64)が宿泊先のホテルで飲酒を行ったことが出発前に発覚し、合わせて3便が最大18時間以上遅れたもの。

その後の取材で機長が8月に行われた会社との面談で、身体検査の結果から飲酒を控えるよう勧められた際に「禁酒します」と回答していたことが新たにわかった。

2024年の飲酒問題を受け日航は、過度な飲酒傾向のある「要注意者」の社員をリスト化して管理するなどの再発防止策を提出していて、国交省はこうした施策が有効に機能していたかなど事実確認を進めている。