プロ野球・巨人の阿部慎之助前監督が、娘への暴行の疑いで現行犯逮捕され、その後、釈放されたものの、異例のシーズン途中での監督辞任となった事態。
5月27日放送の関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」では、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が「全然、辞任なんかする必要ないと思いますけどね」と断言。
阿部前監督が「やった行為」と辞任という「ペナルティ」が釣り合っていないと主張し、今後、児童相談所や警察が、当事者が同様に重い処分を受けることを恐れ、対応が委縮しかねないと警鐘を鳴らしました。
■「100人アンケート」では3分の2が「辞任不要」
番組では、「緊急100人アンケート」を実施。
阿部前監督の辞任について聞くと、「辞任しなくてよかった」が66人、「辞任するべきだった」が34人と、3分の2が『辞任不要』という結果でした。
“辞任不要”派の声としては、「娘からの手紙に書いてあったことが全て」、「逮捕というワードが強いだけ、中身は親子げんか」、「家庭の問題だから辞めるのは行き過ぎ」などという理由が挙げられました。
■「やった行為とペナルティが余りにも不均衡」
こうしたことを踏まえて、意見を求められた橋下氏は「社会は許すべき」とフリップを掲げ、「全然、辞任なんかする必要ないと思います」と断言。
「罪と罰の均衡がとれていない」と指摘しました。
【橋下氏】「(阿部前監督が)やった行為で、これだけのペナルティが加えられるのは、成熟した民主国家として、それは違うと思う。まず、僕の感覚でやった行為とペナルティが不均衡」
そして同時に、「子供を守るために、児童相談所と警察は果断に、ある意味、“過剰ぎみ”に家庭の中に入っていくのが1つの方針です。児童相談所も警察も咎めることはできません」と主張。
■児相や警察は「果断に入って」話を聞いて家族に委ねるべきなら「委ねたらいい」
その上で、阿部前監督が「辞任」という、いわば“重すぎるペナルティ”を受けているため、“警察や児童相談所の対応が委縮しかねない”と主張しました。
【橋下氏】「ただ入ったことによって、児童相談所や警察が『これだけのペナルティがあるんだ』と思ってしまったら、躊躇してしまいますよ。
だから子供を守るためには、『果断に入ってくれ!』と。その代わり、あとで当事者の話を聞いて、家庭に委ねていいとわかったら、家庭に委ねたらいい。そういう仕組みにしておかないと、児童相談所も警察も入っていけない」
さらに通報した側の子供たちも「連絡していいのか分からなくなっちゃう」と、今回のような結果が通報をためらわせる「萎縮効果」を招くことへの危惧を示しました。
■「来シーズン復帰でいい」 巨人への注文も
橋下氏は巨人の対応についても、「ファン商売だから世間の反発を気にして、こういう対応をとらざるを得ない」と理解を示しつつも、こう続けます。
【橋下徹氏】「社会が『これはもういいのでは』と声を上げれば、巨人が『やりすぎなのでは』と批判を受ける。僕は『やり過ぎだ、やり過ぎだ』と言い続けたい。これは(行為とペナルティの)均衡がとれてなさすぎる」。
さらにスタジオから「来シーズンの監督復帰でもいいのでは」と意見が出ると、橋下氏はこれに賛同しました。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年5月27日放送)