「青石畳通り」など風情のある街並みが残る松江市の美保関地区が、歴史的な集落・町並みの保存を図る国の伝統的建造物群保存地区「伝建地区」に選定されることが、国の審議会で答申されました。

国の伝統的建造物群保存地区に選定された松江市の美保関地区は島根半島の最も東に位置し、江戸時代に「風待ち港」として発展、明治以降は美保神社の門前町としてにぎわいました。

田淵木萌記者:
港の近くには青石畳通りと呼ばれる通りがあり、とても風情があります。

米子から:
隙間から見える海とかの景色とか独特の雰囲気がある。

鎌倉から:
美保神社は重厚な感じがあっていいですよね。

米子から:
のどかな気持ちになれるところ。

保存地区に指定されたのは、美保神社から港を取り巻くように広がる町並みで三方を山に囲まれた狭い土地に青石畳通りに代表される細い路地が張りめぐらされた近世の街並みが良く残り、江戸時代から昭和30年代までに建てられた町屋や旅館の建物が一体となって歴史的な景観と雰囲気を形作っている点が評価されました。

伝統的建造物群保存地区に選定されるのは全国で130例目。
山陰両県では大田市の石見銀山、大森地区・温泉津地区、倉吉市の白壁土蔵群周辺などに次いで7例目となります。

鳥取県では、倉吉市打吹玉川、大山町所子、若桜町若桜の3例。

美保関まちなみ研究会・定秀陽介会長:
大変うれしいです。ありがたいことだと思っています。

今回の選定に喜びの声をあげたのは美保関の街並みを守ってきた住民のひとり、定秀陽介さんです。

美保関まちなみ研究会・定秀陽介会長:
貿易港であったり、観光地であったり、いろんなものが混ざってる場所なので住んでいる人、お客さん、移住やお店をやる人など関係する人たちが混ざり合い、新しい雰囲気ができるのではと思う。

ただ、美保関地区では最近20年間で人口が約5割減少、伝統的な建物の約7割が空き家で、住み手のいない街並みをどのように維持・管理していくかが大きな課題です。

「伝建地区」選定を受け、地元では市や国の支援を受けながら歴史的な景観を守るとともに防火・防災対策など暮らしやすいまちづくりも進めたいとしています。

せっかくの趣ある街並みですが、ここでも「空き家対策」が課題です。
地区の人たちは、暮らしが根付いた生きた街並みの景観や雰囲気を守るため、空き家に新たな居住者や一時的な滞在者の受け入れに力を入れたいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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