兵庫県の住宅で、74歳の母親と52歳の娘の遺体が発見されてから4日。

警察は遺体の状況などから殺人事件と断定し、捜査本部を設置しました

事件が明らかになったのは19日。

血を流して倒れていた田中澄惠さん(74)と次女の千尋さん(52)を警察官が発見しました。

司法解剖の結果、2人は遺体発見の6日前となる5月13日ごろに死亡したとみられることが判明。

遺体の状況などを含め警察は殺人事件と断定し、21日夜、捜査本部を設置しました。


現場近くに住む人は周辺の様子について、「(Q.ここ数日で変化は?)全くなかった。ここすごぅ静かなところなんで、知らない車とか知らない人がいたら絶対誰か見ていると思う」「(Q.最近この辺りで怪しい人がいたりとか?)ないです。(近隣住民のものと)違う車とか、この辺の人じゃなかったらすぐ分かる」などと話していました。

何者かに刃物で襲われたとみられている2人。

澄惠さんは首を刺され動脈を損傷した失血死で、千尋さんは首を刺され静脈と筋肉を損傷しての出血性ショック死だったことが分かりました。

2人とも上半身に深い傷があったほか、襲われた際に抵抗したとみられる傷が複数確認されたものの、背中など背部に傷は無かったということです。

警察の捜査では2人が死亡したとみられる13日の夕方、娘の千尋さんが帰宅前に澄惠さんと電話で話していて、この時まで2人が無事だったことが確認されています。

また現場には、2人のものとみられる紙幣が入った財布や通帳などが残っていたことが新たに分かりました。

このことから、金品目的ではなかった可能性が浮上しています。

警察は80人態勢の捜査本部を設置し、2人を殺害して逃走した人物の行方を追っています。