島根県松江市に住む70代の女性がニセ警察官詐欺の被害に遭い、現金700万円をだまし取られたことが分かりました。
女性は過去にも詐欺被害にあったことがあり、犯人側の「詐欺被害のお金を救済できるかもしれない」との言葉を信じ、指示に従って段ボールに現金700万円を入れてコンビニから送ったということです。
被害にあったのは松江市内の70代の女性です。
松江警察署によると、事件は2026年4月9日に被害女性宅の固定電話に大手物流事業者「アオヤマ」を名乗る男からかかってきた電話が端緒でした。
女性は、「北海道に荷物を送りましたか」と聞かれ、身に覚えがなかったものの、過去に詐欺被害に遭っていたことが関係しているかもしれないと思い、そのことを伝えると、「警察に事情を説明した方がよい」と促されたといいます。
その後、北海道警察の「ナカヤマ」を名乗る男と電話でやりとりをすることになり、男は「詐欺被害のお金を救済できるかもしれない」などと説明した上で、被害女性が使っている金融機関の口座残高を聞き出し、「その口座に現金をそのまま持っているのは危険ですよ」、「現金を出金して手元に持っておいた方が良い」と促したということです。
女性はこの説明を信じ、口座から現金を出金。
さらに「現金を数える必要がある」、「私たちが自宅を訪問して現金を数えるか、嫌であれば現金を発送してもらえればこちらで数えて返送します」などと説明されたことから、4月17日に、松江市内のコンビニから現金700万円を詰めた段ボールを、相手が指定する住所に送ったということです。
警察は今回の被害を受け、以下の点に注意するよう呼びかけています。
〇警察や検察が捜査などの名目でお金を要求することはない。
〇警察や検察から個人口座への振込や現金の送付を指示された場合は詐欺である。
〇捜査・調査名目でお金を要求された場合は、一旦電話を切り、最寄りの警察署に相談すること。