島根県松江市の街なかに新しいアートの拠点が誕生しました。
松江城近くの空き家を改装、小さなギャラリーに生まれ変わりました。

松江市殿町、松江城のおひざ元に5月21日にオープンしたギャラリースペース「殿町プラス」です。
オープニング記念の展覧会が始まりました。

タイトルは『15×15センチの上のアートの世界』。
15センチ四方の棚板の上に小さな絵画や彫刻、オブジェが置かれています。
作品は約80点、県内外の17人の作家が、小さなスペースにそれぞれの世界観を見せてくれます。

出雲市の写真家・高嶋敏展さんの作品。
水で満たされたガラス製のコップに上から覗いてみると…。

作家・高嶋敏展さん:
海水面と同じ高さの風景を撮っています。

視界に広がるのは、海抜0メートルに近い、防波堤など海の間近で撮られた写真。
コップの底に貼られています。

作家・高嶋敏展さん:
温暖化がこのまま進んでいくと、ここは水に沈んでしまう場所になる。それを水越しに見てもらう。

また、松江市出身のアーティスト・安来明宏さんの作品。
木材やねじを組み合わせた造形は“用途不明の架空の工具”がコンセプトです。

このギャラリーを開いたのは、小原万葉さん。
横浜市出身で、美術大学で空間演出について学んだのち、2012年、結婚を機に松江市に移住し、3年前、ギャラリーを開き美術作品の展示や販売を手がけています。

新たにオープンした「殿町プラス」は、松江城を望むお堀端にある空き家だった民家を改装、木造2階建ての空間を活かしながら壁を張り替え、照明を設置、「和」の雰囲気を残しました。

アルテ・オハラ 小原万葉さん:
こちらを文化の発信や交流の拠点として利用していただければと思います。

小原さんは今後、作家と鑑賞する人の交流の場を提供したいと話しています。

オープニング記念の展覧会は5月27日まで。
松江の街なかの新たなアートの拠点になりそうです。

TSKさんいん中央テレビ
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