家族の人数×1週間
備蓄は家族構成によって必要となるものが若干異なるが、ここでは基本的な備えを紹介する。
【水や食料】
家族の人数にあわせて1週間分。
レトルト食品や缶詰など日常から使えるローリングストックとしてしっかりと備えたい。
【非常用トイレ】
水が止まった場合の簡易トイレは1人1日5つ使うと考えて、1週間程度を用意。
【電源まわり】
スマホの充電器やモバイルバッテリーの予備などもいざという時には必要になる。
自宅の屋上やバルコニーに太陽光パネルを設置するのも大事な備えだ。能登半島地震では電気の復旧に2週間程度かかった場所もあるため、出来ることなら最低限1週間程度は自走できるようエネルギーの備えも万全にしたい。
命を守る「家具の配置」
地震で最も怖い屋内での被害は家具の転倒による下敷きや出口の封鎖ではないか。
特に寝ている時の発生を想定して、子供部屋や寝室の家具の配置は細心の注意が必要だ。
旭化成ホームズLONGLIFE総合研究所の山田恭司さんによると、家具の設置場所には2つのポイントがあるという。
1つ目は、人がいるところに家具が倒れないこと。
寝ている時にベッドの上に棚が倒れてきたら下敷きとなり命を落とす危険性がある。
2つ目は、避難路となる出口を塞がないこと。
棚が倒れて扉が開かなくなると部屋から出られなくなってしまう。
では、どういった家具をどこに配置するのが安全なのか。
なるべく背丈の低い家具を選び、ベッドや勉強机に倒れ込まない角度で、入口を塞がないスペースに設置するのが良い。本など重くて硬いものを下の段に入れ、ぬいぐるみなど軽くて柔らかいものを上の段に収納すれば重心を低く保てて転倒のリスクを軽減できる。
そして家具の固定も忘れずに。
ネジなどで壁や床に固定する方法もあるが、「突っ張り棒」や「ストッパー」も効果的だ。
突っ張り棒を設置する際のポイントは、家具の手前ではなく奥側に付けること。
家具は前に倒れる時、後ろ側が浮くので、この浮き上がりを抑えるためにストッパーは奥側に取り付けることを覚えておこう。
また突っ張り棒だけでは効果が小さいので、家具の下に厚みのあるストッパーを差し込んで前に倒れずらくすることも重要だ。
防災時のための固定具の設置は東京消防庁もホームページなどで呼びかけている。
「家具は転倒する」「物は落ちて散乱する」を想定して、我が家の部屋の環境は大丈夫なのかを点検してみてはいかがだろうか。
