いつ発生するかわからない地震。

食料や飲料水の備蓄は万全でも、家具が倒れて下敷きになったり、出口が塞がれてしまっては命を落とす危険に直面する。

家の備えは大丈夫か。品川シーサイド自宅展示場ヘーベルハウスの協力のもと、特に注意したいキッチン、リビング、収納スペースと子供部屋の対策を見ていく。

食器棚には「耐震ラッチ」

まずはキッチン。

地震の強い揺れで食器棚の扉が開いてしまうと、中のお皿やコップが飛び出して割れた破片でけがをする危険性がある。

この対策に有効なのが「耐震ラッチ」。

耐震ラッチ
耐震ラッチ
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耐震ラッチは、扉が閉まった状態で震度5弱以上の揺れを感知すると、自動で扉にロックがかかるシステム。自分で購入し、後から取り付けることができる。

食器棚の内側と扉に設置
食器棚の内側と扉に設置

これを設置しておくだけで食器の破損が防げるので、是非覚えておいてほしい。

家具の固定で死者数は激減

次はリビングの環境。ポイントとなるのはテレビなどの大型家電だ。

家具の足の部分に耐震マットを敷いている人は多いかもしれないが、これはあくまでも揺れを緩やかにするもので固定するものではない。

テレビの場合、固定するための粘着シートが付属品として付いていることもあるので確認すると良いだろう。

こうした大型の家具を固定しているか否かで驚くべき政府のデータがある。

首都直下地震の被害想定
首都直下地震の被害想定

首都直下地震が起きた際、36%の家が家具の固定対策を実施していたら、家具の転倒・落下による屋内死者数は約1200人、重傷者は約8300人と想定されている。

一方で、もし100%の家が対策を行っていたら、死者数は約200人、重傷者は約2800人まで減らすことができるというのだ。家具の転倒・落下防止対策は自分でできる重要な備え。命を守るためにしっかりと対策を取りたい。

続いては、家族の人数にあわせた「災害時の備蓄」を確認する。