2人に訪れた2度目の試練
世界の“りくりゅう”へと成長曲線を描いた矢先、2023年から2024年の間で2度目の試練が訪れた。
このときのことを木原は「気の緩みもありましたし、怪我で気持ち的に一気に落ちたというのが一番の原因だと思っています。気持ちの面もありましたけど、痛みもひどくて辛かったなと思います。やっぱり璃来ちゃんに申し訳ななと思いましたし、腰椎分離は復帰まで時間がかかってしまう怪我なので、もう困ったな…というのが正直な気持ちでした」と語る。
2023年10月、初戦を迎える頃に木原の腰の痛みが悪化。ペアスケーターにとっては致命傷ともいえる腰椎分離症と診断を受けた。
三浦は「私もその前のシーズンに怪我をしているので、怪我をしている人の気持ちがよくわかります。焦っちゃう気持ちと試合にも出られない不安はすごく感じていました」と振り返った。
2人は、しばらくの間試合を欠場することを決意。
そして2024年2月、138日ぶりに四大陸選手権で実戦復帰を果たすと、その後まもなくモントリオールで行われた世界選手権に臨んだ。
フリーではすべてを振り絞るような会心の滑りを見せトップに立つも、ショートでのミスが響き優勝まであと一歩届かなかった。連覇を逃し、悔しさを滲ませた。
「世界選手権2位という結果を受けて、自分たちの中ですごく後悔があって。『なんで怪我してしまったのだろう、もっといいものができたんじゃないか』という思いから、シーズン前半戦は気持ちと体が噛み合っていない状態が続いてしまって。『今年はちゃんとシーズン初戦からやらないといけない』と思ってしまって。今になって考えたら、シーズンの最初からパーフェクトを持ってこようとするのは無理だったと思うんですけど、焦りから気持ちがちょっと強すぎたというのはあったのかもしれないです」(木原)
