現在、チェコ・プラハで開幕中の世界フィギュアスケート選手権。
この大会に5度目の出場をするのが、ミラノ・コルティナ五輪団体・個人銀メダリストの鍵山優真(22)だ。
2022年に北京五輪で銀メダルを獲得してからこの4年間、「結構つらかった」と振り返る鍵山の今シーズン最後の大会。鍵山を支えた2人の仲間の存在と、世界選手権への意気込みを聞いた。
五輪は楽しみたい思いが強かった
「この4年間、結構つらかった分、このオリンピックは楽しみたいという思いが強かった。この4年間の経験が詰まった分楽しさがあった」
鍵山にとって、紆余(うよ)曲折な道のりだったこの4年間。
2022年の北京五輪の翌シーズンは、右足首を疲労骨折。思うような結果を残すことができなかった。
その2年後には、宇野昌磨さんが引退。引退後に鍵山と対談した際には「僕から見る実力も優真くんは日本のエース」と背中を押され、日本のエースの座を引き継ぎ、プレッシャーを背負いながら戦い続けた。
「自分らしさを出して、楽しんで過ごしたい」と挑んだ、4年に一度の大舞台では、はじける笑顔を見せる鍵山の姿があった。
4年前とは違うメダルの重み
ミラノ・コルティナ五輪団体のショートプログラムでは、パーフェクトな演技を披露。チームメートも全力で応援し、鼓舞し続けた。
「団体はマジで楽しかった。楽しいけど、自分のパフォーマンスのときにはさすがに緊張したかな。個人より緊張した。自分の出番が1回しかないってなったら、その1回でどれだけチームに貢献できるかを思いながらきていたから緊張した。個人では、フリーの悔しさが残るけど、メダルがすべてじゃないから、ここで滑ることができたことが感謝かな」
そして個人戦のフリー『トゥーランドット』では、この舞台にかける覚悟を演技で表現。
今シーズン初めて臨んだ4回転フリップは惜しくも転倒してしまったものの、自分を信じ抜いて2大会連続の銀メダルを獲得する。
