3月25日からチェコ・プラハで開催する世界フィギュアスケート選手権。

「世界一」の称号と来年の世界選手権の出場枠がかかった、今シーズンを締めくくる重要な一戦だ。

この大会に、2度目の出場を果たすのが佐藤駿(22)。ミラノ・コルティナ五輪団体銀・個人で銅メダルを獲得している。

団体戦のトリというプレッシャーを見事にはねのけた佐藤。前回の世界選手権をきっかけに、今シーズン「自信がついた」という。初出場した佐藤のミラノ・コルティナ五輪と今シーズンを振り返る。

団体銀メダルに大きく貢献

ミラノ・コルティナ五輪団体で日本のトリとして男子フリーに登場したのが、オリンピック初出場の佐藤。

プレッシャーのかかる場面でも代名詞の4回転ルッツを決めるなど、パーフェクトな演技を見せた。

自己ベストを更新する会心の演技。力強いガッツポーズも飛び出し、坂本花織も佐藤の演技に涙していた。金メダルのアメリカには及ばなかったものの、団体銀メダルに大きく貢献した。

団体で演技後、力強いガッツポーズが飛び出した
団体で演技後、力強いガッツポーズが飛び出した
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「団体のフリーの日、顔やばかったよ」

こう振り返るのは、幼い頃からのライバルで、ともにオリンピックに出場した鍵山優真(22)と三浦佳生(20)の2人。

佐藤は「(会場に)入った時から雰囲気に飲まれていた感じはあるけど、団体の“うたまさ”の演技を見て、ちょっと自分の中でイメージつけられたから、みんなのいい演技がそのまま自分の演技にもつながったかなと思う」と振り返る。

団体のトリは佐藤にとってかなりのプレッシャーだったようで「点数的にも並んで、男子で決まるのはわかっていた。オリンピックの最初の演技がこれかってなったけど、いい流れはできていたから、それを断ち切らないように」と覚悟を決めて挑んだと話す。