新型コロナウイルスで落ち込んだ観光や飲食、イベントなどを応援しようと政府が進める"GoTo"トラベルやイートのキャンペーン。
さらに、各自治体が行っている支援策を利用して商店街が独自の企画を展開。
札幌では、その数がなんと30以上もあるという。
市場や商店街が起死回生のイベント
イクラやタラバガニがたっぷりのった海鮮丼。
11月6日から9日までの4日間、豪華な食事がとてもリーズナブルに楽しめる。
札幌市中央区の場外市場。
コロナ禍が始まる前までは、北海道外の観光客やインバウンドの客で賑やかだったのだが、今は客もまばら。
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札幌場外市場・沢田喜八郎 事務局長:
客が減ったというより、一時的に皆無の状態だった。北海道外の観光客は、それでも2~3割程度が戻ってきたでしょうか
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海外からの客に頼ることができなくなった今、場外市場の組合は起死回生を狙うイベントを企画した。
札幌場外市場・沢田喜八郎 事務局長:
今回使用する値引き券。店での飲食代1000円ごとに300円の値引き券を提供。その日にその場で使っても良し、後日使っても良しです
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11月6日から9日まで行われる「市場めし祭り」。
場外市場の20軒の飲食店で、1,000円ごとに300円の値引き券を配布する。
たとえば海産物店直営の「おもひで食堂」の「おもひで丼」。
2020年は高値のイクラにボタンエビがのっていて通常は2,200円だが、1,000円ごとに300円値引きとなるため600円安くなり、実質1,600円に。
「いかめし定食」は通常1,200円だが、イベント期間中は300円引きの900円で食べられる。
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美味しさと安さを武器に、札幌市民にリピーターになってほしいと店主も期待をかけている。
おもひで食堂・小松義和 社長:
今までは客の8割が観光客。これを機会に市民の方に沢山来てもらいたいと期待している
「味処にっかい」では、イクラとサケの丼が期間中はなんと1,200円。
さらにタラバガニの足がのった特別メニュー「4色丼」も登場。本来なら3,000円以上するというが、期間中はなんと2,000円。さらに1,000円ごとに300円の割引が適用されるので、1,400円で食べられる。
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市の補助金で「店の持ち出し無し」
どうしてこんなに安くできるのか?
その理由は、割引分は札幌市が補助金で負担する仕組みとなっている。
新型コロナで苦境に立つ市内の商店街などを支えようと、札幌市が行なっている支援策を利用した。
札幌場外市場・沢田喜八郎 事務局長:
札幌市民にたくさん来てもらい、方向性転換のスタートが「市場めし祭り」ということです
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白石区の商店街では、1カ月前から市の補助金を利用したプレミアム商品券を販売していた。
シロクマベーカリー・スタッフ:
6,500円相当を5,000円で販売しております
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人気のベーカリーや商店などが、10月5日から2,400冊の販売を開始。1カ月経たないうちに残りが400冊となる人気。
5月に開店したばかりで知名度の低かったケーキ店も参加した。
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フロコン・ド・ネージュ 松本知伸さん:
チラシを見て、お試し感覚で来店する客が増えている
白石区の本郷商店街を中心に、南郷通や栄通の約60の飲食店で、500円ごとに使えるチケット「白石イースト七福神の大群」。
製作費やPRの費用は市からの補助金で賄えるため、店の負担は軽いという。
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本郷商店街を束ねる組合の理事長は…
本郷商店街・久保田康仁 理事長:
みんな、本当に経営は大変。宣伝費も全て札幌市からの補助金でまかなった。持ち出し金がないので、イベント協力を承諾してもらった
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市の支援策を活用し、生き残りを図る札幌市内の商店街。上手に利用して、おトクにお店を応援しませんか。
【今後のプレミアム商品券&イベント】
■Go!Go!カレー&ラーメン100
6,500円分→5,000円
ラーメンとカレーの食事チケット11月1日発売(~1月31日まで使用可能)
■さっぽろごチケット
1万3,000円分→1万円
食事と映画館など娯楽施設もOK10月27日発売(~1月31日まで使用可能)
(北海道文化放送)