愛知県名古屋市で豊臣秀吉像の頭部を壊し、警察の信頼を著しく損ねたとして愛媛県警の男性警部補が戒告の懲戒処分を受けたことが10日に分かりました。ただ男性警部補は「頭部を触ると回った」とし、壊したことを認めていません。
戒告の懲戒処分を4月1日付で受けたのは、愛媛県内の警察署に勤務する男性警部補です。
県警監察官室などによりますと、男性警部補は県警本部に勤務していた去年8月中旬、出張先の愛知県で関係者や同僚ら約30人が参加する懇親会に出席。約2時間に渡ってビールをコップ10杯ほど飲み宿に戻る途中、名古屋市西区の円頓寺商店街に設置されていた強化プラスチック製の豊臣秀吉像の頭部を、手で回して壊したとしています。
しかし男性警部補は「像の頭を左手で触ったところ、音がして頭部が回った」と話し壊したことを否認。「元々壊れていたと思った」として、警察への届け出などはしなかったということです。動機については「思わず触りたくなって手が出た」と説明。処分されたことには「重く受け止める」とし、「像の頭部に触れて動かしたこと」には、被害者側に謝罪しているということです。
この一方、当時の現場には、上司の男性警視と同僚の男性警部補と男性職員のあわせて3人が一緒にいて、このうちの1人が「男性警部補が両手で像の頭部を回していた」と話し、男性警部補の説明と食い違っています。
この3人も必要な対応を怠ったとして、所属長訓戒や所属長注意の処分を受けました。
この不祥事を巡っては、男性警部補は器物損壊の疑いで今年1月に書類送検され、被害者からの告訴が取り消されたため、3月30日付で不起訴になっています。
また名古屋市西区の男性も、4日後に像の頭部を蹴り落とした疑いで書類送検されていたものの不起訴に。名古屋地検は「男性の行為よりも前に何者かによって像が損壊されていた疑いが残り、器物損壊罪に問うことは困難と判断した」などと理由を説明しています。
県警監察官室は「職員に対する職務倫理教養を徹底し、再発防止と信頼回復に努めたい」としています。
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