秋篠宮妃紀子さまは、9日、東京・清瀬市にある国立看護大学の25周年記念式典に出席されました。

式典は、入学式とあわせて行われ、来賓、新入生と保護者など約350人が出席しました。
紀子さまは、おことばの冒頭、「25年前の今日、ここで開校を共にお祝いしましたことを思い起こしております」と述べられました。
国立看護大学は、高度な臨床看護の実践能力や国際医療協力の現場で活躍できる看護師や助産師を養成する目的で、2001年4月に厚労省により設立されました。
紀子さまは、25年前の2001年4月開校記念式典に出席しおことばを述べられています。

「看護に携わるとき、いかなる状況においても的確に判断する力を有し、真摯に痛みや傷を持つ人々、加齢によって弱まった人々などに対する様々な心遣いを大切に持ち続けていくことが必要でありましょう」
実は、開校式典に先立つ3月にも大学を訪問し、実習室で教員や学生の説明を聞きながら施設を見学したり、手話サークルの学生と手話で患者とのコミュニケーションを学ぶ活動にも参加されたということでした。

今回も紀子さまは、この春休み期間中の3月、大学を訪問しナイチンゲールの初版本などをご覧になったということです。
さらにこの訪問について「東日本大震災や能登半島地震の被災地との関わりについてもお話を伺い、被災した人々やその家族との適切なコミュニケーションを学ぶことも、看護教育には大切なことであると知りました」とおことばの中で明かされています。

そして大学に対しては「災害や感染症への対応をはじめ、より高度な専門性のニーズにもこたえる教育と研究が進められるよう期待しております」とし、学生には、「一人一人が学びの日々を自分らしくかけがいのない時間としてすごされ、いかなる状況においても的確に判断する力をつけ、ケアが必要な人々に寄り添う、あたたかい心遣いを大切にされますように願っております」と、エールを送られました。
