「なぜネコはごはんを残すのか」その謎が実験で解明されました。
岩手大学(岩手県盛岡市)の研究グループがネコは餌の匂いに慣れることで食欲が低下するとの研究成果を発表しました。

岩手大学農学部 宮崎雅雄教授
「ネコが食事を途中でやめる原因、満腹ではなくて同じ匂いへの慣れということが一番大きな成果として分かりました」

研究を行ったのは岩手大学農学部の宮崎雅雄教授らのグループで、4月8日はその成果を発表しました。

研究グループによりますと、ネコは一度に多くの餌を食べず複数回に分けて食べる傾向がありますが、なぜ餌を完食せず残すのか、その理由については「気まぐれだから」などと受け止められていて、科学的には解明されていませんでした。

そこで研究グループでは、ネコ12匹を対象に、種類や匂いなど異なる条件で餌を与え、反応を比較する実験をしました。

その結果、同じ餌を与え続けると食べる量が減る一方、毎回異なる餌を与えると、食べる量の低下は大幅に緩和されました。

また5回目まで同じ餌を与え、6回目で別の餌に変えた場合、食べる量が回復したほか、餌そのものを変えずに新しい匂いを加えた場合でも、食べる量が回復することが分かりました。

研究グループではネコの食べる行動は、味や栄養ではなく匂いによって大きく制御されていることが明らかになったとしています。

岩手大学農学部 宮崎雅雄教授
「猫たちの食が復活するとか食べる量が増えるような研究につながれば」

研究グループではこの成果が高齢のネコや病気のネコの栄養管理の改善や、キャットフードの開発などに応用されることを期待しています。

岩手めんこいテレビ
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