2016年4月の熊本地震で被災した九州新幹線『つばめ』の先頭車両が、2026年4月8日未明、博多の街を巨大トレーラーで大移動。終着地のJR博多駅に到着した。博多港で陸揚げされた『つばめ』の様子に密着した。
熊本地震で被災した『つばめ』復活
九州新幹線の全線開業15周年記念プロジェクト『つばめの大冒険』として企画・実施された今回の大移動。2016年4月14日に起きた熊本地震で被災し、約10年間、熊本総合車両所に保管されていた『つばめ』が、修繕と再塗装などを経て蘇った。

この『つばめ』は、3月29日に熊本総合車両所から熊本港へ陸送された後、台船で新幹線沿いの海を南下して鹿児島を回った後、桜前線と共に九州を北上。目的地の博多駅を目指してきた。

そして、4月6日夜、博多港に到着。巨大クレーンで陸揚げされ、最終コースを走る準備を整えてきた。

4月8日午前2時。『つばめ』を載せたトレーラーが、博多駅に向けてゆっくりと出発した。

トレーラーと『つばめ』車両を合わせた長さは約35mで、重さは約50t。

狭い交差点では、‟スイッチバック“で方向転換し、博多駅へと向かう『大博通』を通ってJR博多駅へ。

沿道には、未明の時間にも関わらず、大勢の鉄道ファンが、カメラを持って車両を懸命に追いかけ、シャッターを切る。

「新幹線が車道を走るのを見て凄く感動した!」「初めての経験で、こんなことめったにないので」などと口々に‟道路を走る”新幹線の姿に興奮気味だった。

そして、出発から約40分後、車両が遂に、博多駅へ到着。

博多駅前広場では、約500人の人達が『つばめ』の凱旋を温かく迎えた。「お帰りですね」「ようやく10年ぶりに熊本から帰って来て凄く嬉しい」「また、会えてよかった」。

今回の『つばめ』の九州横断は、11日間で約870㎞。

今後、博多駅前広場では、4月10日からライトアップが予定されている他、車両も一般公開される予定だ。
(テレビ西日本)
