北陸新幹線の延伸ルートを巡り、自民党と日本維新の会が、費用対効果などを踏まえた検討を進めていることについて、国交省の鉄道局長が「B/C(費用対効果)だけで決まるなら政治はいらない」などと発言したことについて、維新は14日、謝罪と撤回を要求した。

維新の前原顧問らは14日、国会内で会見を開き、北陸新幹線の延伸ルートをめぐる国交省の五十嵐鉄道局長の発言に対し、謝罪と撤回を要求した。

自民と維新の与党整備委員会は、8つのルート案を検証しており、国交省が5月中に発表する費用対効果の再試算結果や関係者からのヒアリングをまとめ、今国会中にルートを決定したい考えだ。

しかし、五十嵐鉄道局長は11日、「小浜・京都ルート」の実現を目指している福井県の関係者の決起集会に参加し、「B/C(費用対効果)だけで決まるなら政治はいらない」「自ずから結論は決まっている」などと発言していた。

この発言を受け、委員会の維新メンバーらが緊急で会見を開き、「鉄道局長による発言の撤回と謝罪」と「国交省の組織としての毅然とした対応」を要求した。

その上で、要求が実現するまで、維新メンバーは議論への参加を見送るとの考えを示した。

委員会の漆間事務局長は、「現在進行中の8パターンの検証そのものを当局自らが否定する暴挙といわざるを得ない」と批判した。前原氏も「公平な立場に立たなくてはいけない国交省の鉄道局長が会議に出ることが軽率、発言内容も看過できない」と語気を強めた。

国交省は、「省として毅然とした対応をどのようにとるべきか早急に判断してご報告する」と述べた。