重要な仕事なのはわかっているけれど、明確な締め切りがないと作業を先送りしてしまう…。

そんな仕事にも集中力を持って取り組むためには、3つの仕組み化が大切だという。

外資系金融機関で多忙な環境に身を置き、現在はエグゼクティブコーチとして活躍する吉川ゆりさんの著書『なぜ、あなたは時間に追われているのか』(日経BP)。

本書から一部抜粋・再編集して紹介する。

締め切りのない仕事は後回しに…

【CASE1】
締め切りのない重要な仕事ほど、考えただけで気が重くなり、後回しになりやすい

このケースの特徴
・よくある誤解→「やる気がない」
・頭の中の独り言→「このままで大丈夫かな…」
・本当の原因→不確実性が高いタスクを脅威だと感じてしまう
・必要な仕組み→不確実性を減らし、安心できるような仕組み

締め切りのない仕事を後回しにした経験はない?(画像:イメージ)
締め切りのない仕事を後回しにした経験はない?(画像:イメージ)
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本来やるべきタスクになかなか集中することができず、つい後回しにしてしまう。

「あなたにはやる気がない」「頭が悪い」などと、他者から一方的にレッテルを貼られた経験がある方がいるかもしれません。しかし、それは誤解です。

締め切りのない重要なタスクを重く感じる理由の1つは、不確実性の高さにあります。

何から手をつければいいのか、どの程度やれば「十分」なのか、どんな基準で評価されるのか――これらが曖昧だと、私たちの脳はリスクを大きく見積もり、先延ばしという防衛行動に出ます。

このような場合は、「やる気を出す方法」を探すのではなく、「不安がなくなるような手を先に打つ」ことを考えましょう。