3月25日、宮城海上保安部の巡視船から重油が流出した事故をめぐり、宮城海上保安部は当初、流出した重油の量を「1000リットル以上」としていましたが、調査の結果、その15倍となる最大「1万5000リットル」の重油が流出した可能性があると、4月3日に発表しました。
こうしたなか、3日、塩釜市では油が付着して廃棄が決まったワカメの陸揚げ作業が始まりました。
記者リポート
「現在は生産者が立ち会う中、被害額を計算するための計量作業が行われています。大きい袋は1つ400キロを超えるものもあり、相当な量が廃棄されることになります」
この事故は3月25日、塩釜港に停泊していた宮城海上保安部の巡視船・ざおうから、1万5000リットルの重油が海に流出したものです。
周辺のワカメやコンブには油が付着したため、生産者などは全量廃棄を決めていました。
廃棄の総量は1000トンを上回ると見られ、3日始まった陸揚げ作業は、5月5月中旬まで、毎日、続けられるということです。
宮城海上保安部は事故による被害について漁業者に金銭で補償する意向を示しています。
県漁協塩釜地区支所 渡辺敏支所長
「現時点で決まっていることは何もありません。とにかくワカメ、コンブ陸揚げ作業を終了するまで続ける形になります。まだ補償額も何も決まってないので、生産者はその辺は確かに不安」
こうしたなか、宮城県は3日、この事故で売上高が10パーセント以上減少した中小事業者などに対し、融資申し込みの受け付けを、4月10日に始めると発表しました。