鳥取県北栄町の風力発電施設が4月1日付で民間に譲渡され、町と譲渡を受ける会社の「引き継ぎ式」が行われました。
北栄町・手嶋町長:
風力発電設備等一式、風力発電用地一式、右のとおり譲渡いたします。
1日は北栄町で風力発電施設の引き継ぎ式が行われ、手嶋町長が運営管理を引き継ぐ北条砂丘風力発電所の牧野社長に「カギ」と目録を手渡したのに続いて、稼働スイッチが押されました。
譲渡されるのは発電用の風車9基です。2005年に合併前の旧北条町が約28億円をかけて建設、毎年電力販売による収入約5000万円を一般会計に繰り入れてきました。
電力の固定価格買い取り制度の期限が3月末に切れることから、町は施設を撤去する方針でしたが、倉吉市の電気設備工事会社エナテクスが施設を引き継ぐことを申し出て無償で譲渡されました。
北条砂丘風力発電所・牧野健治社長:
地域の脱炭素化に貢献したいという思いで譲渡をお願いし、引き継ぐことができた。これからも10年間安全に、この地域のための風車として運転していきたい。
北栄町・手嶋町長:
町としても責任を放棄するのではなく、しっかりと住民、あるいは関係者とともに見守っていきたい。
電力は10年間、県内の地域新電力会社に販売されます。
北栄町は、解体費用に充てるため積み立ててきた約13億円を今後、別の住民サービスなどに活用することにしています。