気候が変動した約1億2000万年前の生態系の謎を解き明かす世界的発見です。岡山の研究グループが警察の捜査でも重要とされるアレの跡を見つけました。
(千葉知里記者)
「岡山理科大学にでは恐竜に関する研究が行われていますが、今日(4月2日)の発表は足跡についてなんです」
警察用語だと「ゲソコン」。大昔の足跡から謎に迫ろうとしています。岡山市で会見を開いた岡山理科大学生物地球学部恐竜学科の石垣忍特命教授らの研究チーム。発掘の事例が少ない約1億2000万年前の白亜紀前期の地層から恐竜の足跡の化石を見つけました。
(千葉知里記者)
「発掘現場の写真には、沢山の足跡があります。実物大の写真ということで私の手と比べてもとても大きい」
化石を発掘したのは、北海道より緯度の高いモンゴル北部。足跡を分析すると、全長約15メートルの植物食恐竜「竜脚類」と全長約8メートルの肉食恐竜のものだと推定されています。
(岡山理科大学 石垣忍特命教授)
「大型の肉食恐竜と竜脚類が歩いた跡が見つかったというのが重要なポイント。この時代の化石データを見つけたというのが、研究の歴史において重要」
気候の温暖化により多くの恐竜が北上し生態系が大きく変化したとされる白亜紀前期。この時代のこの場所で肉食恐竜の足跡が見つかったのは初めてで植物食恐竜と共存していたことを示しています。生態系の謎に迫る貴重な発見です。
(岡山理科大学 石垣忍特命教授)
「足跡を見つけたので今度は骨を見つけたい。骨が出る地層は砂の中に“れき”が混ざるような形で入っている。そのような地層が(現地に)あるので調べたい」
恐竜時代のミステリーに迫る岡山の研究グループ。2026年夏には再び現地で発掘調査を行い、さらなる発見を目指します。