瀬戸内市の耕作放棄地を活用して作られたトウモロコシがウイスキーになります。岡山市の酒造メーカーで3月27日に蒸留作業が行われました。

(宮下酒造 堀出翼さん)
「まずここでウイスキーのもろみを蒸気で沸騰させて気体となったものが真ん中の部分に来るここでさらにアルコールを濃縮させて冷却させて液体となって出てくる」

岡山市中区の宮下酒造のウイスキー蒸留所で始まった蒸留作業。造られるのはトウモロコシを原料としたコーンウイスキーです。

蒸留が行われたばかりのものは「ニューポット」と呼ばれ、樽での熟成を経て、鮮やかな琥珀色のウイスキーになるということです。ウイスキーの原料となったのは、瀬戸内市長船町の耕作放棄地だった場所で育てられたトウモロコシです。

市の観光スポットにもなっている「日本一のだがし売り場」を運営する「大町」が2025年4月からトウモロコシの栽培を始め、「名刀もろこし」として販売しています。

収穫されたトウモロコシを無駄なく使いたいと考えた「大町」の秋山創一朗社長が宮下酒造にコーンウイスキーの生産を打診しました。

(大町 秋山創一朗社長)
「耕作放棄地を活用してみんなで協力しながらトウモロコシを生産した余すことなく形になるのは思いのこもったものになると思っている」

2025年収穫された約2万本のトウモロコシのうち、約9000本を使用して180リットルのコーンウイスキーが造られるということです。

(秋山社長の試飲)
「めちゃくちゃおいしくなりそう」

(大町 秋山創一朗社長)
「これからこのウイスキーが長船や瀬戸内市の魅力の一つになってみんなで喜びながら飲めたら」

蒸留されたウイスキーは、約3年間樽で熟成されたあと瀬戸内市などで「名刀ウイスキー」として販売される予定です。

岡山放送
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